痛みは複雑で単純ではない
痛みは生物学的因子、社会的因子、心理的因子など、様々な影響を受けて発生したり、長引いたりします。
分離症やすべり症に限らずヘルニアや脊柱管狭窄症など、画像の変化と痛みは否定されていっています。
ノーシーボの恐るべき威力
言葉が持つ力を何度かこのホームページでも取り上げていますが、言葉よりもイメージの方が力は強いんです。
レントゲンやMRIの画像とともに自分の腰の骨がずれたり滑ったりしているなんて言われたら、どうしても悪い未来を想像して不安になってしまいますよね。
その想像をもとに不安が増大して痛みが増したり、活動性が低下したりするのです。
そうすると慢性化(痛みの病気化)につながりやすくなります。
これをノーシーボ効果(マイナスの暗示や呪い)といいます。
この効果は皆さんが考えているよりもずっとずっと力を持っているんです。
参考
※ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17351536
※ https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/?term=16855007
科学が明らかにした手当の重要性
腰痛治療にEBMとNBMが導入された
1990年代にEBM、根拠に基づく医療という考え方が導入されました。
JBpress「高齢者だけじゃない~若年層に増える「腰痛」より引用編集 https://bit.ly/2Y32hg5
これは、今までの思い込みや偶然を排除する効果があり、RCT(ランダム化比較試験)などを用いて行います。
その結果、EBMだけでは不十分だということがわかってきました。
人は感情や価値観、様々な環境に左右されるからです。
そこで、合わせて必要だと考えられたのがNBMという考え方です。
これは患者さんの物語に基づいた医療という意味で、対話を重視します。
EBMが世界各国で導入されましたが、医療は科学だけでは不十分ではないかと言われています。
我々の先人たちが培ってきたアート、経験による知恵も大切であることが逆に裏付けられたのです。
結果的にEBMはNBMの重要性を証明しました。
最近では今まで気のせいだとされてきた「プラシーボ効果」が、実は現代医療で最も効果のある薬物療法の一つではないかと言われています。
こういった事実を十分考慮して治療にあたる必要があります。
痛みと腰椎分離症、腰椎すべり症の間に関連性は無いのですから、正しい情報を手にして、安心して痛みを改善しましょう!
改善策を提案できます!
おおしま接骨院では痛みの改善策を提案できます。
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