膝の痛み、ベーカー嚢腫(のうしゅ)

ベーカー嚢腫とは

ベーカー嚢腫(Baker's cyst)とは、膝の裏側に関節の液体がたまる症状の一つで、多くの場合は症状が現れません。ベーカー嚢腫は外科医のウィリアム・モラント・ベイカー氏によって最初に説明されたことからこの名前がついたそうです。
出る場合、膝裏の痛みや違和感、膝の動かしづらさなどがみられます。
なりやすいとされている方は変形性膝関節症、関節リウマチ、半月板損傷、膝の使いすぎのある方です。

通常関節は関節胞という袋に包まれていて、その中には潤滑をよくするための滑液という液体が入っています。いわゆる「水」です。この水には関節の潤滑をよくする他にも、軟骨などに栄養を届ける役割があります。
ベーカー嚢腫とは、膝の関節胞から小さい袋が飛び出た状態を想像してもらえればわかりやすいでしょうか。

確認は超音波診断機かMRI(磁気共鳴画像法)によっておこなわれます。

最初は保存療法がされますが、それが効果的でなかった場合は注射で袋の中の液体を抜いたり、ステロイドの薬を入れることや、手術で切り取ることも検討されます。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25102502

膝に痛みがある場合、ベーカー嚢腫=痛みではないこと

膝にベイカー嚢腫があった場合、痛みの原因をベイカー嚢腫ばかりに求めがちですが、それはイコールではないんです。
膝周りの痛みで多いのは、筋肉内の痛みセンサーが過敏化して異常に興奮した状態です。
ベイカー嚢腫があっても痛みがない方は多いですから、まずは筋肉内の痛みセンサーの沈静化を目指しましょう。

膝の痛みに対して改善策を提案できます。
当院について詳しくはおおしま接骨院についてをご覧ください。

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