腰椎分離すべり症と痛み
2015年に発表された論文によると、腰痛と腰椎すべり症の間に関連はみられなかった。

腰椎分離すべり症のポイント

Point
腰椎分離症とは、腰の骨である腰椎が何らかの原因で分離(骨の連続性が断たれる)状態で、腰痛の原因とされていますが、実際は腰痛ある方と無い方をレントゲンで撮り比べても分離症(すべり症含めて)はどちらのグループにも同程度レントゲンに写し出されます。
腰椎すべり症とは、脊椎分離症から続発して起こることが多いとされている病気ですが、これも分離症と同じく、健康な人と腰痛の方をレントゲンで撮り比べても検出率に差はありません。
症状が痛みやしびれの場合は筋肉に問題があることが多く、多くの場合は改善していきますが、麻痺の症状が進行する場合は手術が検討されます。

腰椎分離症・腰椎分離すべり症について

腰の骨(腰椎)の変形により、腰に痛みを起こすとされている
主な原因
腰椎分離症
・疲労骨折
・椎体や椎弓の形態異常
・椎間板などにより変性する
・筋肉の過緊張
・慢性化には痛みを処理する機能の低下

腰椎分離すべり症
・腰椎分離症から進行することが多いとされている

腰椎分離症・腰椎分離すべり症の症状

分離症の場合、疲労骨折であった場合は骨の連続性が断たれてから(骨折)数カ月はキズの痛み。
回復までの過程が終了してなお分離している場合は偽関節となり、痛みは発生しない。
一般的に症状は
・腰痛
・足の痛みやしびれ
とされています。

ただし麻痺は別で、自転車のサドルが当たる部分の感覚異常や、排尿排便障害、足の筋力低下、知覚低下が進行する場合、手術となります。

2015年に発表された論文では、腰痛とすべり症の間に関連性は認められないとしています。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/m/pubmed/25833204/

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

健康に役立つ情報をお届けします^^

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事