
・変形性股関節症があっても、現在感じている痛みのすべてを、画像に見える軟骨や骨の変化だけで説明できるとは限りません。
・足の付け根だけでなく、お尻や太ももにも痛みがある場合は、股関節周囲の筋膜性疼痛症候群(MPS)による関連痛が重なっていることがあります。
・関節機能異常、筋肉・筋膜、腰・骨盤・膝・足の動き、歩き方まで確認し、痛みに何が関係しているのかを整理することが大切です。
「整形外科で変形性股関節症と言われた。治療や運動を続けているのに、足の付け根やお尻の痛みがなかなか軽くならない」
このような方もいらっしゃいます。
変形性股関節症そのものが痛みに関係している場合もありますが、画像に見える変化だけで痛みのすべてを説明できるとは限りません。股関節周囲の筋肉や筋膜に生じる痛みが重なっていることもあるためです。
変形性股関節症とは
変形性股関節症は、股関節の軟骨や骨に変化が起こり、足の付け根の痛み、股関節の動かしにくさ、歩行のしづらさなどが現れる状態です。
立ち上がりや歩き始めに鼠径部が痛むことが多く、進行すると、靴下を履く、足の爪を切る、階段を上るといった動作が難しくなる場合もあります。
状態を確認する際には、画像検査だけでなく、痛む場所や動作、股関節の動きなどを合わせて考えることが大切です。
変形があっても、痛みの原因が一つとは限りません
レントゲンで変形が見つかっても、痛みが少ない方もいます。一方で、画像の変化がそれほど強くなくても、強い痛みを感じる方もいます。
これは、変形性股関節症を否定する話ではありません。股関節の変化に加えて、周囲の筋肉や筋膜、歩き方や姿勢などが痛みに関係している可能性も考える必要がある、ということです。
筋膜性疼痛症候群(MPS)とは
筋膜性疼痛症候群(MPS)は、筋肉や筋膜に生じる痛みです。痛い場所だけでなく、お尻や太ももなど、少し離れた場所に関連する痛みが現れることもあります。
股関節の痛みをかばって歩き方が変わると、周囲の筋肉に負担がかかります。その結果、筋肉や筋膜の痛みが加わり、さらに股関節を動かしにくくなることがあります。
つまり、変形性股関節症とMPSは、どちらか一方ではなく、同時に関係している場合もあるのです。
MPSが関係しているかもしれないケース
次のような場合は、股関節周囲の筋肉や筋膜の状態も確認する価値があります。
- 足の付け根だけでなく、お尻や太ももにも痛みがある
- 姿勢や歩き方によって痛みが変わる
- 特定の筋肉を動かすと、普段の痛みが再現される
- 画像の変化に比べて痛みが強い
- 股関節への対応だけでは、痛みが十分に変わらない
ただし、これだけでMPSと決めつけることはできません。股関節そのものの状態と、周囲の筋肉・筋膜の状態を分けて考えることが大切です。
早めに医療機関へ相談したい症状
急に強い痛みが出た場合、転倒後から痛む場合、発熱・腫れ・赤みがある場合、安静にしていても強く痛む場合、体重をかけられない場合、しびれや力の入りにくさがある場合は、MPSと考えず、早めに整形外科などへ相談してください。
当院の考え方
当院では、変形性股関節症という言葉や画像だけで、痛みの原因を決めつけません。
股関節の動き、周囲の筋肉・筋膜、腰や骨盤、膝や足、歩き方や立ち上がり方などを確認し、痛みの内訳を整理します。
医療機関での確認が必要な場合はそちらを優先し、MPSが関係している場合は、痛みを軽くしながら動ける感覚を取り戻していきます。
変形性股関節症と言われたからといって、痛みをすべて我慢する必要はありません。
股関節の変化と周囲の筋肉・筋膜を分けて考えることで、痛みへの新しい見方が見つかる場合があります。
変形性股関節症と言われたけれど、痛みが続いている方へ
おおしま接骨院では、股関節の画像上の変化だけで痛みを判断せず、股関節周囲の筋肉・筋膜、腰や骨盤、膝や足、歩き方や立ち上がり方などを確認しながら、痛みの内訳を整理します。
「変形性股関節症と言われたけれど痛みが続いている」「足の付け根だけでなく、お尻や太ももも痛い」「股関節をかばって歩き方が変わった」という方は、MPSが関係している可能性もあります。
医療機関での確認が必要な場合はそちらを優先しながら、当院では痛みを軽くし、無理なく動ける状態と、自分で身体を管理できる力を取り戻すことを目指します。
股関節の痛みにお悩みの方は、おおしま接骨院までご相談ください。






