ヒプノセラピー(催眠療法) の説明

ヒプノセラピー(催眠療法について)

催眠術や催眠療法と聞くと「洗脳される」とか「自分の意志に反して自在に操られる」とよく聞きますが、果たしてそれは本当でしょうか。

それは正しくない思い込みで、フランスのエミール・クーエが言うように全ての催眠は自己催眠です。

術者から言われたことに無条件に従うことは無く、自分にメリットがないことや、嫌なことは受け付けませんし、自分を傷つけられるようなことを言われれれば即座に催眠から覚め、もう二度とその術者の催眠にはかかりません。

無意識が拒否したからです。

ヒプノセラピー(催眠療法)は本当は体にも心にも効く有効な心理療法だって知っていましたか?

正しく使われればとても大きな効果が期待できる療法です。

催眠術や催眠療法に対する誤った思い込みを修正して安心して催眠療法を受けてもらえるように、ここでは催眠療法について解説していきます。

ヒプノセラピー(催眠療法)とは

ヒプノセラピー(催眠療法)は心理療法の一つであり、催眠状態というリラックスした状態に誘導し、一定の方法を元に無意識(潜在意識)を活性化していきます。

催眠状態は一つのことに意識が集中した状態です。

脱力していますので、見た目は眠っている様に見えますが、決して眠っている訳ではなく、催眠状態にあっても自分の意識ははっきりとしていて、何を言われたか、何をしたかは全て分かっています。

ヒプノセラピー(催眠療法)の適応

ヒプノセラピー(催眠療法)の適応は幅広く

  1. 痛みやしびれ、コリなどの身体症状
  2. 身体化障害、疼痛性障害、心気症、転換性障害(ヒステリー)などの身体表現性障害
  3. 胃潰瘍や過敏性腸症候群などの心身症的疾患
  4. PTSD(心的外傷後ストレス障害)
  5. 運動選手の心身的制御(ゾーンに入りやすくなる)、受験生の集中力向上
  6. 潜在意識にしまわれているアイデアが浮かんでくる
  7. 目標や進路、夢などが見つかりその方向性がわかる
  8. 恐怖症の克服(あがり症や水恐怖症など)

などがあり、この他にも使い方によっていろんな症状に対応することができます。

 ※統合失調症や双極性障害(躁うつ病)には催眠はしてはならないとされています。 

ヒプノセラピー(催眠療法)の副作用

催眠に副作用は無いと考えていただいて大丈夫です。
よく聞かれるのが「催眠から覚めないことはないか?」と聞かれますが、催眠から覚めないことはありません。
催眠は術者に対して意識が集中した状態ですから、無意識が興味を無くせば自然と覚めます。
つまり覚醒させなくても放っておけば覚めます。

覚めないことはありませんが、かからないことはあります。
催眠にはかかる方とかからない方がいて、およそ95%の方は何らかの暗示に反応すると言われています。

ただ、かかりやすい方でもその日の体調や、催眠をかける前に催眠に対してネガティブな情報を受け取った方などはかかりにくかったりします。

催眠導入の前にコンディションチェックをしますが、コンディションが良くなかった場合その日の催眠導入は見合わせています。

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