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坐骨神経痛とは?お尻から足にかけての痛み・しびれでお悩みの方へ
坐骨神経痛とは、一般的にお尻から太もも、ふくらはぎ、足先にかけて出る痛みやしびれのことを指します。
「坐骨神経」という神経の走行に沿って症状が出るため、坐骨神経痛と呼ばれることが多いですが、実際には原因が一つとは限りません。
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが関係することもありますが、検査で大きな異常が見つからない場合や、画像所見と痛みの強さが一致しない場合もあります。
また、坐骨神経痛のような症状には、筋膜性疼痛症候群(MPS)や関節の機能障害が関与しているケースも少なくありません。
坐骨神経痛のような症状は、神経だけで決まるとは限りません
お尻から足にかけて痛みやしびれがあると、
「神経が圧迫されているのでは?」
「このまま悪くなるのでは?」
「手術が必要なのでは?」
と不安になる方も多いと思います。
もちろん、症状によっては医療機関での検査が大切な場合もあります。
一方で、慢性的な痛みでは、痛みの感じ方にいくつかの要素が関わることがあります。
たとえば、
- 筋肉や筋膜の緊張
- 睡眠不足
- ストレス
- 痛みに対する不安
- 「また痛くなるかもしれない」という予測
- 生活習慣や仕事での負担
などです。
つまり、坐骨神経痛のような症状があるからといって、必ずしも「神経が強く圧迫されている」「身体が壊れている」と決めつける必要はありません。
まずは危険なサインがないかを確認しながら、身体の状態、生活背景、不安や睡眠の状態も含めて見ていくことが大切です。
筋膜性疼痛症候群(MPS)が関係することもあります
筋膜性疼痛症候群(MPS)とは、筋肉や筋膜にできる過敏なポイント、いわゆるトリガーポイントが痛みを引き起こす状態です。
トリガーポイントは、押した場所だけでなく、少し離れた場所に痛みを感じさせることがあります。
これを関連痛といいます。
たとえば、お尻や太もも、膝の裏、ふくらはぎ周辺のトリガーポイントが、坐骨神経痛のような痛みとして感じられることがあります。
そのため、病院で「坐骨神経痛」と言われた場合でも、実際には筋肉や筋膜の状態、関節の機能障害、身体の使い方などが症状に関わっていることもあります。
症例:1年前から続く左下肢の痛みで来院された40代女性
茨城県よりお越しのAさん、40代女性の症例です。
Aさんは、1年ほど前から左下肢に出る痛みに悩まれていました。
整形外科でレントゲンやMRIの検査を受けましたが、特に大きな異常はないとのことでした。
その後、湿布や飲み薬、リハビリを受けていたものの、なかなか思うような変化を感じられなかったそうです。
そんな中、近所の方からの紹介で当院へ来院されました。
来院時に身体の状態を確認すると、立った状態で腰を反らす動きがしづらく、身体のあちこちに圧痛がみられました。
特に、膝の裏、いわゆる膝窩部(しつかぶ)を押したときに、Aさんが普段感じている左下肢の痛みが再現されました。
このように、押すことで普段の痛みが再現されるポイントを、トリガーポイントと呼びます。
Aさんの場合、坐骨神経そのものだけでなく、筋肉や筋膜、関節の機能障害の影響も症状に関わっている可能性が考えられました。
痛みだけでなく、不安と睡眠不足も強くなっていました
Aさんはここ数ヶ月、痛みのために睡眠も十分に取れない状態が続いていました。
寝る前になると、
「このままずっと痛かったらどうしよう」
「この痛みは良くなるのだろうか」
という不安が強くなっていたそうです。
慢性的な痛みでは、このような不安や睡眠不足が、痛みの感じ方に影響することがあります。
痛みがあるから眠れない。
眠れないから身体が回復しにくい。
不安が強くなることで、さらに痛みに注意が向きやすくなる。
このような悪循環が起こることもあります。
そのため、当院では痛みのある場所だけを見るのではなく、睡眠、不安、生活の状態も含めて確認していきます。
施術後の経過
Aさんは身体の反応が良く、初回の施術後から痛みが軽くなった感覚があったそうです。
その後も状態を確認しながら施術を行い、3回目の施術前にお話を伺ったところ、ご本人の感覚として、当初の痛みを10とすると2程度まで軽くなったとのことでした。
関節や筋肉の状態も良く、日常生活での不安も少なくなっていたため、その時点で一度卒業となりました。
もちろん、すべての坐骨神経痛のような症状が同じ経過をたどるわけではありません。
しかし、病院で坐骨神経痛と言われた場合でも、身体の状態を丁寧に確認していくと、筋肉や筋膜、トリガーポイント、睡眠、不安などが関係しているケースもあります。
そのような場合には、神経の圧迫だけにとらわれず、身体全体の状態を整えていくことで、症状が変化していくことがあります。
危険なサインがある場合は医療機関へ
坐骨神経痛のような症状でも、次のような場合は医療機関での確認が大切です。
- 排尿や排便の異常がある
- 足に強い脱力がある
- 発熱を伴う
- 転倒や事故のあとから強い痛みが出た
- 安静にしていても強い痛みが続く
- 痛みが急激に悪化している
このような症状がある場合は、接骨院だけで判断せず、整形外科などの医療機関で検査を受けることをおすすめします。
坐骨神経痛と言われても、不安になりすぎないことが大切です
お尻から足にかけて痛みやしびれがあると、不安になるのは自然なことです。
ただ、痛みがあるからといって、すぐに「身体が壊れている」「もう治らない」と考える必要はありません。
坐骨神経痛のような症状には、神経、筋肉、筋膜、関節、睡眠、不安、ストレス、生活習慣など、いくつかの要素が関わることがあります。
大切なのは、危険なサインを見逃さず、そのうえで不安を減らしながら、できる動きを少しずつ増やしていくことです。
おおしま接骨院では、痛みのある場所だけでなく、身体全体の状態や生活背景も含めて確認し、患者さん自身が安心して回復に向かえるようサポートしています。
坐骨神経痛のような症状でお悩みの方は、一人で抱え込まずにご相談ください。






