怪我の後いつまでも続く痛み

怪我の後にいつまでも痛みが続くことがあります。靭帯や骨はくっついているのに痛みがおさまらない。何故でしょうか?

痛みがある場所を見て、

・皮膚の変色や光沢がある

・健康な方と比べて腫れてる

・毛が濃くなったり増えている

・関節の動く範囲が健康な方と比べて動かない

・触っただけなのに痛みを感じる。

などの症状があればCRPS(複合性局所疼痛症候群)の可能性があります。CRPSとは、外傷などの後に発生し、明らかに刺激となった怪我とは不釣り合いな症状を発生させる疾患で、痛み、浮腫、皮膚血流の変化、皮膚変色、アロディニア多毛爪の変化、発汗異常などが見られます。交感神経の異常興奮などが関係しているとされていますが、何故そのような状態になるのかはまだはっきり分かっていません。

当ブログ「捻挫後にいつまでも続く痛み

CRPSTypeⅠ(RSD)は明らかな神経の損傷を伴わないもので、以前はRSDと表記していましたが、IASP(国際疼痛学会)はCRPSの用語の使用を勧めています。

CRPSTypeⅡは神経の損傷に関係があり、カウザルギーがこれに相当します。

CRPSにも関節や軟部組織の反射機能が関与していて、症例によりますが改善することが多いです。

当院ではCRPSTypeⅠであれば治療可能です。TypeⅡは治療対象外です。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

健康に役立つ情報をお届けします^^

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事