膝の変形が痛みの原因とは限りません―右膝痛で歩けなかった60代女性の症例

「膝が変形しているから痛い」とは限りません

膝のレントゲンで変形性膝関節症と言われると、「この変形が痛みの原因なんだ」と思いますよね。
けれど、画像に変形があることと、今の痛みのすべてが変形から起きていることは同じではありません。

膝の痛みを考えるとき、変形の有無だけで話を終わらせてしまうと、関節の動きや周囲の筋肉・筋膜など、痛みに関わる別の要素を見落とすことがあります。
変形性膝関節症という評価を否定するのではなく、画像だけでは分からない部分も確かめることが大切です。

右膝の痛みで歩きづらかったAさん

栃木県からお越しの60代女性、Aさん。
昨年の初めごろから右膝の痛みに悩み、近くの医療機関でレントゲンを撮り、変形性膝関節症と言われました。
リハビリを続けてもあまり変化がなく、知人の紹介で来院されました。
最近は反対側の左膝にも痛みが出ていたそうです。

来院時は痛みのため跛行(はこう→びっこのこと)があり、膝の曲がる角度も少し低下していました。
関節に水が少したまり、周囲の筋肉は緊張していて、押すと痛む場所が複数ありました。
膝だけでなく腰にも硬さが見られました。

変形性膝関節症と言われた60代女性が、膝の動きや筋肉、腰も確認する施術を受け、歩きやすくなった経過を描いた4コマ漫画。

膝の変形だけでなく、筋肉や関節の動きも確認

このような状態では、画像に写る変形だけを見ていても、痛みや歩きづらさの全体像はつかめません。
膝の動き、周囲の筋肉・筋膜の緊張や圧痛、腰の状態なども合わせて確認します。

Aさんの場合、筋膜性疼痛症候群が痛みに関わっている可能性も考え、施術を行いました。
施術後は反応がよく、ご本人から「すぐに歩きやすくなった」とお話がありました。

昨日、3回目の施術前に経過を伺うと、「8割ほど良くなった」とのことでした。
もちろん、同じような症状の方が皆、少ない回数で変化するわけではありません。
これはAさんご本人の経過です。

痛みを、レントゲンの一言だけで終わらせない

「変形があるから痛い」「年齢のせいだから仕方ない」と、それだけで片づけてしまうと、関節の機能や筋肉・筋膜の状態が十分に見られないことがあります。

膝の痛みは、変形の程度だけで決まるものではありません。
どの動きで痛むのか、関節がどのくらい動くのか、周囲の筋肉や腰にどんな状態があるのか。
そこまで確かめることが、痛みを整理する第一歩です。

おおしま接骨院では、膝の変形だけで痛みを決めつけず、関節の動き、周囲の筋肉・筋膜、腰や歩き方も確認しながら、痛みに関わる要素を整理します。

腫れや熱感が急に強くなった、急激に悪化した、体重をかけられないなどの場合は、まず医療機関へご相談ください。

Aさん、歩きやすさが戻ってきて本当によかったですね。
ご紹介くださったBさんも、ありがとうございました。
日常生活で困る動作が減り、ご自身で安心して動ける状態を目指して、無理のない範囲で一緒に取り組んでいきましょう。

変形性膝関節症でお困りの方はぜひご相談ください。

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