股関節が痛い・足の付け根が痛い方へ|変形性股関節症だけが原因とは限りません
この記事の要点
  • 股関節痛には、変形性股関節症や臼蓋形成不全などが関係することがあります。
  • 痛みのすべてを骨や軟骨の変化だけで説明できるとは限りません。
  • 筋肉・筋膜、関節の機能、腰や骨盤、歩き方なども含めて整理することが大切です。

「歩き始めに股関節が痛い」「足の付け根が詰まるように感じる」「靴下を履く動作がつらい」。このような症状があると、変形性股関節症ではないかと心配になりますよね。

もちろん、股関節の変形や骨の形は大切な情報です。ただし、痛みのすべてを変形だけで説明できるとは限りません。
股関節の周りの筋肉や筋膜、関節の動き、腰や骨盤などが重なっていることもあります。

股関節の痛みはどこに現れる?

股関節の問題というと、身体の横側が痛むイメージがあるかもしれません。
実際には、足の付け根や鼠径部、お尻、股関節の外側、太ももの前側や内側など、さまざまな場所に痛みが現れます。
ときには膝の近くまで痛く感じることもあります。

「足の付け根が痛いから、必ず股関節の中が原因」と単純に決められるわけではないんですね。

股関節や足の付け根が痛くなる主な原因

代表的なものに変形性股関節症があります。関節軟骨や滑膜、関節包などに変化が起こり、痛みや動かしにくさにつながることがあります。

また、骨盤側の受け皿が浅い臼蓋形成不全も、股関節への負担に関係します。現在は発育性股関節形成不全(DDH)と呼ばれる状態があり、以前の「先天性股関節脱臼(CDH)」を含む考え方です。これらを背景として、後に変形性股関節症へ進む方もいます。

そのほか、大腿骨頭壊死症、骨折、関節リウマチなど、医療機関での確認が必要な病気もあります。

変形性股関節症だけが原因とは限りません

変形性股関節症と言われると、「軟骨がすり減ったから、もう仕方がない」と思ってしまうかもしれません。

とはいえ、画像に写る変化と痛みの強さは、いつも同じとは限りません。
変形は重要な要素ですが、それだけで現在の痛みのすべてが決まるわけではないのです。

これは病名や画像所見を否定する話ではありません。
変形を踏まえたうえで、ほかに変えられる要素が重なっていないかを整理することが大切です。

筋肉や筋膜の痛みが重なることもあります

股関節の周りには、腸腰筋、内転筋、中殿筋など多くの筋肉があります。
これらの筋肉や筋膜が過敏になる筋膜性疼痛症候群(MPS)が、足の付け根やお尻、太ももの痛みに関係することがあります。

たとえば、筋肉の一部を押したときに、普段感じている痛みが別の場所まで再現されることがあります。
これは関連痛と呼ばれる現象です。

ただし、すべての股関節痛がMPSという意味ではありません。
関節の状態と筋肉・筋膜の両方を見ることで、痛みの内訳を整理しやすくなります。

股関節だけでなく身体全体を見る理由

股関節は、腰や骨盤、膝、足首と連動して動きます。股関節の動きが硬い場合だけでなく、腰や骨盤の動き、立ち方や歩き方のクセによって、足の付け根へ負担が集まることもあります。

痛む場所だけではなく、「どの動きで痛むのか」「どこをかばっているのか」を確認することが大切なんですね。

早めに整形外科へ相談したい症状

  • 転倒や外傷後の強い痛み
  • 急に体重をかけられなくなった場合
  • 発熱・赤み・腫れを伴う場合
  • 安静にしていても強く痛む場合
  • 急速な悪化や筋力低下がある場合

上記に該当する場合、先に整形外科へ相談してください。

自分でできる対策

痛みを我慢して深く曲げたり、強くひねったりするストレッチは避けましょう。
一方で、怖さからまったく動かさなくなると、かえって動きにくくなることもあります。

まずは痛みが強くならない範囲で動き、痛む場所や動作を記録してみてください。
運動量を増やすときは、一度に増やさず少しずつ行うことも大切です。

股関節や足の付け根の痛みでお悩みの方へ

おおしま接骨院では、股関節の痛みを画像や病名だけで決めつけず、痛む動作、関節の動き、周囲の筋肉・筋膜、腰や骨盤、膝や足首、立ち方や歩き方などを確認しながら、痛みの内訳を整理します。

医療機関での確認が必要な場合はそちらを優先し、痛みを軽くして無理なく動ける状態を目指します。
埼玉県蓮田市周辺で「この股関節の痛みは、どこから来ているのだろう」とお悩みでしたら、一度ご相談ください。

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