ぎっくり腰の対処法 どうすれば早く改善するか
先にも書いたように、多くの場合2週間以内に改善していきますので、安心して日常生活を続けてください。
- よく寝て
- よく温めて
- 徐々に動かす
- 気分転換をする
- 気分が悪くなる情報に近づかない
- 適切な治療を受ける
を心がけると良いと思います。
なかなか治らない、治ってもすぐに繰り返す場合、心理社会的問題が影響している可能性がありますので、イエローフラッグをチェックすると良いかもしれません。
腰痛におけるイエローフラッグ
イエローフラッグとは痛みの改善を妨げる心理的・社会的な要因のことですが、なかなか治らない場合や、治ってもすぐに繰り返す場合、できるだけこれらの要因を取り除くことも痛みの回復と予防には大切になってきます。
イエローフラッグの考え方を最初に提唱したのはニュージーランドの腰痛診療ガイドライン(邦訳版「急性腰痛と危険因子ガイド」春秋社)ですが、代表的なイエローフラッグとして次のような項目が挙げられています。
イエローフラッグ(回復を妨げる心理社会的因子)
- 痛みや身体活動は有害だという思い込み
- 疼痛行動(安静にするなど)
- 抑うつ状態、不安、引きこもり
- 不適切な治療
- 受給資格や補償に関する問題
- 腰痛歴、休職歴、補償請求歴
- 職場の問題、職務満足度が低い
- 重労働、深夜勤務
- 過保護な家族、あるいは支援の欠如
ポイント
なかなか治らない場合、イエローフラッグをチェックしてみよう