イベントストレスと痛み|お盆に体調を崩しやすいのはなぜ?
この記事の要点
  • お盆は、帰省や旅行、長時間の運転、睡眠・食事の変化、暑さや冷房、家族への気遣いなど、普段とは異なる負担が重なりやすい時期です。
  • 忙しく緊張している間は痛みが抑えられ、予定が終わって安心したときに、疲労や痛みを強く感じることがあります。
  • 痛みが増えても、身体が急に悪くなったとは限りません。筋肉・筋膜や関節への負担、睡眠不足、疲労、痛みを調節する仕組みなどが重なっている可能性があります。
  • お盆明けは生活リズムを少しずつ戻し、水分補給や十分な睡眠、無理のない範囲での軽い運動を意識しましょう。

「仕事中は大丈夫だったのに、お盆休みに入った途端に腰や肩が痛くなった」
「ゆっくり休んだはずなのに、かえって身体が重い」

このような経験はありませんか。

お盆は仕事が休みになる一方で、帰省や旅行、墓参り、家族との集まりなど、普段とは違う予定が増える時期です。

楽しい時間であっても、身体にはさまざまな負担が重なっています。

楽しい予定にも「イベントストレス」があります

ここでいうイベントストレスとは、嫌な出来事による精神的な負担だけではありません。

長距離の運転、車や電車での同じ姿勢、荷物運び、寝慣れない場所、睡眠時間の変化、暑さや冷房、食事や飲酒、家族への気遣いなど、普段との違いによって生じる負担全体を指します。

一つひとつは小さくても、短期間に重なると、身体の回復が追いつかなくなることがあります。

我慢強い方ほど、休みに入って調子を崩すことも

普段から責任感が強く、「自分がやらなければ」と頑張っている方は、疲れていても動き続ける傾向があります。

忙しい間は目の前の仕事に集中し、身体の感覚が後回しになっていることもあります。
また、強い緊張や集中が続く場面では、痛みが一時的に抑えられることも知られています。

そして仕事や行事が終わり、張り詰めていた緊張が解けると、注意が自分の身体へ戻ります。
そのときに、それまで表に出にくかった疲労や痛みを、まとめて感じることがあるんですね。

これは「気が緩んだから弱くなった」という話ではありません。
身体がようやく休める状態になり、後回しにしていた負担に気づいたとも考えられます。

脳には痛みにブレーキをかける仕組みがあります

痛みの信号は、身体から脳へ一方向に送られるだけではありません。
脳から脊髄へ働きかけ、痛みの伝わり方を調節する仕組みもあります。
そのうち、痛みを弱める働きは「下行性疼痛抑制系(かこうせいとうつよくせいけい)」と呼ばれています。

分かりやすくいえば、脳が持っている痛みのブレーキです。

この働きは常に一定ではなく、集中、緊張、安心感、睡眠、疲労、過去の経験などによって変化します。
そのため、同じ身体の状態でも、忙しいときには痛みを感じにくく、休みに入ってから強く感じることがあります。

ただし、「休んだら下行性疼痛抑制系(かこうせいとうつよくせいけい)が切れる」と単純に決まるわけではありません。
痛みは、身体の状態と脳の調節、生活環境などが重なって生じるものだからです。

痛みが増えても、身体が急に壊れたとは限りません

帰省や旅行による姿勢や動作の変化で、筋肉・筋膜に負担がかかっていることがあります。
また、普段と違う身体の使い方によって、関節の動きが一時的に悪くなっている可能性もあります。

そこへ睡眠不足、暑さ、疲労、緊張の変化などが重なると、痛みを強く感じやすくなります。

痛みを「身体だけ」「ストレスだけ」と一つに決めつけず、何が重なっているのかを整理することが大切です。

お盆明けは少しずつ通常運転へ

まずは起床時刻や食事を普段のリズムへ戻し、水分を十分に取りましょう。
ずっと横になって休むより、無理のない範囲で歩いたり、身体を軽く動かしたりする方法もあります。

痛みの強さだけでなく、「昨夜は眠れたか」「昨日より動きやすいか」「疲労感は減っているか」も回復の目安になります。

ただし、突然の激しい痛み、転倒後の痛み、発熱、強い腫れや赤み、力が入りにくい状態などがある場合は、医療機関への相談を優先してください。

おおしま接骨院では

当院では痛む場所だけでなく、関節の動きや周囲の筋肉・筋膜、普段の姿勢や動作、睡眠や生活リズムなども確認しながら、痛みの内訳を確認していきます。

「休んだのに、なぜ痛くなったのだろう」とお悩みでしたら、一度ご相談ください。
医療機関での確認が必要な場合はそちらを優先しながら、痛みを軽くし、無理なく日常生活へ戻れる状態を一緒に目指します。

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