ここの所急に寒くなったせいか、風邪を引く方が多いみたいですね。
風邪が流行ると、クシャミや咳をしてぎっくり腰になり来院する方が増えます。
一昔前まではぎっくり腰になったらとにかく安静と言われていました。
しかし現在では日常生活の動作をできるだけした方が回復が早いことが分かっています。
以前こんな事が行われました。
急性腰痛になった方々186人を
1,安静にするグループ
2,日常生活動作を続けるグループ
3,ストレッチをするグループ
に分けて経過を見たのです。その内最も早く回復したのは日常生活動作を続けたグループで、その次がストレッチをするグループ、最も回復が遅かったのは安静にしていたグループでした。http://1.usa.gov/mOolz9
昨年末策定された日本版腰痛診療ガイドラインでも「急性腰痛に対して痛みに応じた活動性維持は、ベット上安静よりも疼痛を軽減し、機能を回復させるのに有効である」と書かれています。
激痛で動けない場合は別ですが、動ける範囲で日常生活動作を続けたほうが治りが早いということですね。
私もぎっくり腰は経験がありますが、痛みがある時はなかなか動かせないですよね。でも頑張って無理の無い範囲で動きましょう。その方が治りが早いのですから。