痛みに対する考え方がようやく変わりつつあるようですね。
骨の変形や神経への圧迫を痛みの原因としていた「損傷モデル」から「生物心理社会的疼痛モデル」への移行です。
生物心理社会的疼痛モデルとは
以下国際疼痛学会より引用
生物心理社会的モデルとは、人の医学的な疾患、この場合は慢性の運動器痛(筋・骨格系の痛み)を理解するのに、生物学的因子と一緒に心理学的および社会的因子を含まなければならないということを提唱する概念的なモデルである。
このモデルでは、痛みを独立した心理社会的要素と身体的要素とにはっきりと区別できない精神生理学的行動パターンの相互作用として見ると最もよく分かる。
生物心理社会的モデルは、旧態然とした生物医学還元論者の医学的アプローチに取って代わりつつある。
学際的治療アプローチ(この生物心理社会的モデルに基づく)の重要な要素は、慢性疼痛の患者に適応するアプローチとして臨床的に最も効果的で費用対効果が優れているということである。
生物学的、心理学的、社会的因子はすべて同時に扱われなければならない。慢性運動器痛の体験を含むすべての要素を扱うためには、心理学的治療は理学療法や薬物療法などといった他の治療法と組み合わされる必要がある。
続きはこちら
治療する側とされる側の意識の変化が必要です。