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腰痛は大きく分けると二種類に分けることができます。

一つは病気が原因の腰痛。

もう一つは画像検査などをしても特に異常が見られない腰痛です。

前者を特異的腰痛、後者を非特異的腰痛といい、腰痛の全体の85%が非特異的腰痛、つまり画像検査や血液検査で異常が見られない腰痛です。

85%の腰痛がなぜ原因不明とされるのか? 医者と患者はすれ違っている!?http://healthpress.jp/2015/03/85.html

■1985年~1995年に発表された腰痛疾患と画像検査に関する論文672件をレビューした結果、画像所見と腰痛との間に関連があるという証拠は見出せなかった。レッドフラッグのない腰痛患者の画像検査は無意味である可能性大。http://1.usa.gov/mwyvVG

ご存知でしたか。

腰痛の多くは放っておくと死んでしまうような心配なものではなく、多くの場合は治せるということ。

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しかしながら重大な病気が隠れている場合もありますから、下記に挙げるような危険信号(レッドフラッグ)がある場合、すみやかに病院で検査を受けるようにしましょう。

腰痛発症時年齢が20歳未満か55歳以上

転倒や高所からの転落、交通事故の後に痛み出し、日常生活に支障が出る場合

誘因なく徐々に痛みが発生した

悪性腫瘍(ガン)の既往歴がある場合

進行性の絶え間ない痛み(どのような姿勢をしても痛い・夜間の痛み・楽な姿勢がない等)

原因不明の体重減少がある場合

全体的に体調不良

糖尿病を患っている

腰の手術を受けたことがある場合

胸が痛い

尿道炎や膀胱炎、腎炎など、尿路感染症にかかったことがある場合

尿道のカテーテル留置、非合法薬物の静脈注射、HIV陽性、免疫抑制剤の使用

背骨を叩くと激痛がある場合

体が変形している場合

長期間に渡りステロイド剤(副腎皮質ホルモン)を使用している場合

発熱がある場合

肛門、性器周辺が熱くなる、しびれる、感覚が無い。(サドル麻痺)尿が出ない、尿が漏れる(出ない)便失禁がある場合。

前屈ができない状態が3ヶ月以上続いている場合

これらに該当した場合、病院で検査を受けるようにしてください。

検査の結果異常が見られなければグリーンライト、心配のない腰痛である可能性が高くなります。

もし痛みが長期間改善しない場合、イエローフラッグをチェックするようにしましょう。

イエローフラッグとは心理社会的因子のことで、腰痛に対しての考え方や心のあり方で、腰痛を慢性化させ再発率を高める危険因子のことです。
世界の腰痛診療ガイドラインがこの心理社会的因子を腰痛の危険因子としています。

イエローフラッグの項目はTMSJAPAN様のサイトより引用させて頂きます。
TMSJAPAN様のサイトはこちら

【1】腰痛に対する不適切な態度と信念
1.腰痛は有害だと信じ込んでいるか、あるいは痛みへの恐怖心から回避行動(動作恐怖と極端な用心深さ)をとり続けているため、そのうち車椅子生活や寝たきりになるかもしれないと思っている。
2.痛みが完全に消えてからでなければ、日常生活や仕事には戻れないと考えている。
3.日常生活や仕事によって痛みが強くなると信じ込んでいて、元の生活に戻るのが不安である。
4.今の自分は絶望的で最悪の事態に陥っているなどと、身体の症状に対して誤った解釈をしている。
5.痛みを消すのは難しいと信じ込んでいる。
6.積極的に社会復帰しようとは思えない。

【2】不適切な行動
1.長い間安静にしたり、必要以上に休息をとったりする。
2.日常生活動作を避けているために運動不足である。
3.運動に関する指示を守らず、気が向いた時にしか身体を動かさないので、日によって運動量が大きく異なる。
4.通常活動から逃れたいばかりに、徐々に生産的な活動から離れていくような生き方に変わってきた。
5.0~10までの疼痛尺度で、10を超えるようなきわめて激しい痛みを訴える。
6.治療者や医療機器に対する依存心が強い。
7.腰痛を発症してからあまりよく眠れない。
8.腰痛を発症してからアルコールやサプリメントなどの摂取量が増え続けている。
9.喫煙習慣がある。

【3】補償問題
1.職場復帰に対する経済的動機が乏しい。
2.生活保護(所得保障)や医療費の問題で紛争していて、その解決が遅れている。
3.腰痛以外の傷害や痛みの問題で補償請求をしたことがある。
4.腰痛以外の傷害や痛みの問題で仕事を3ヵ月以上休んだことがある。
5.前回の腰痛でも補償請求と長期欠勤をしていた。
6.過去に効果の上がらない治療を受けた(関心を示してもらえなかった、ひどいことをされたと感じた)経験がある。

【4】診断と治療の問題
1.機能回復を目指す治療は行なわずに安静を指示された。
2.腰痛に関して異なる診断や説明を受けて混乱した経験がある。
3.絶望感と恐怖心をいだかせる(車椅子生活を連想させるような)診断名を告げられた。
4.受け身的な治療を続けているうちに治療への依存心が強くなり、腰痛がさらに悪化している。
5.昨年、今回の腰痛以外の問題で何度か医療機関を受診している。
6.身体を機械のように考えていて、その修理を求めるような技術的な治療法への期待感がある。
7.これまで受けてきた腰痛治療に対して不満がある。
8.仕事をやめなさいというアドバイスを受けたことがある。

【5】感情の問題
1.日常生活や仕事によって強くなった痛みに対する恐怖心がある。
2.抑うつ状態(ことに長期間にわたる気分の落ち込み)があり、楽しいと思えることがない。
3.普段よりとても怒りっぽい。
4.不安が強くて身体感覚が過敏になっている(パニック障害も含む)。
5.自分の気持ちを抑えられないほどの大きなストレスを感じている。
6.社会的不安があり、社会活動にも興味がない。
7.自分は役立たずで、誰にも必要とされていないと感じている。

【6】家族の問題
1.配偶者やパートナーが過保護である、あるいは痛みに対する恐怖心をあおったり、絶望的な気持ちにさせたりする(たいていは善意からのもの)。
2.仕事を代わりにしてくれるなど、配偶者やパートナーが熱心に気遣ってくれる。
3.無視したり欲求不満をぶつけたりなど、配偶者やパートナーからひどい仕打ちを受けている。
4.職場復帰へ向けたあらゆる試みに家族の協力が得られない。
5.さまざまな問題について語り合える相手がいない。

【7】仕事の問題
1.漁業、林業、農業、建設業、看護師、トラック運転手、作業員などの肉体労働をしていた。
2.頻繁に転職を繰り返す、ストレスの多い仕事、不満のある仕事、同僚や上司との関係がうまくいかない、やりがいのない仕事などをしていた。
3.仕事は腰にダメージを与え、危険で有害なものだと信じ込んでいる。
4.非協力的で不幸な職場環境で働いている。
5.学歴が低く、社会経済的地位も低い。
6.物を持ち上げる、重い物を扱う、座りっぱなし、立ちっぱなし、車の運転、振動、同じ姿勢をとり続ける、休暇が取れない柔軟性のない勤務スケジュールなど、生体力学的影響を強く受ける仕事をしている。
7.24時間交代勤務制、もしくは人が働かないような時間に仕事をしている。
8.職場復帰する際、軽い仕事から始めたり、段階的に勤務時間を増やしたりすることが許されない。
9.腰痛に対する会社側の対応で嫌な思いをしたことがある(腰痛になったことを報告するシステムがない、報告が禁止されている、経営者や上司からの懲罰的な反応など)。
10.会社側が関心を持ってくれない。

さていかがでしたでしょうか。
もしいろんな治療をしてもなかなか痛みが改善しない場合、イエローフラッグの存在を知ることによって解決のキッカケになるかもしれません。

長引く痛みには色んなものが複雑にからみ合っています。

少しでも早く改善するように、参考になれば幸いです(^^)

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