さいたま市よりお越しのAさん、半年前から両膝の痛みがあります。
近医ではレントゲンを撮影して軟骨が減っているからと説明され投薬と電気の治療を受けていたそうです。
動かし始めに痛みがでるのと階段の登り降りがつらいとのこと。
うちにいらっしゃった時は左の膝がわずかに曲がらない状態で、膝の内側と足首周辺に圧痛がたくさんありました。
初回の施術では動かしやすくなった程度だったそうですが、先程いらっしゃった時に聞いてみたところ施術を受けた2日後くらいから徐々に痛みが消えたそうです。
当初の痛みより3分の1ほどだそうですから、あともう少しですね。
痛みは多くの場合痛みセンサーと脳とのやりとりですから興奮が沈静化した時点で自覚症状はかわります。その場で劇的に変化する場合もありますが、徐々に変化する場合もあります。
痛みは国際疼痛学会の定義では「感覚性、情動性の体験」とあります。視覚化、数値化できませんのでどのように変化するかはなかなか予測できませんから説明に大変苦労します(汗)
年をとれば膝に痛みが無くても関節の変形はあるものです。
関節の変形=痛みではありません。
病名がつけられることによって思考が病名中心になってしまい、恐怖や不安から痛みが強くなってしまうことがあります。
ですから痛みが無い方でも膝や腰の関節の変形はあること、変形性膝関節症と病名がついていても痛みから開放される方がたくさんいることなどを考慮してあまり病名にこだわらないようにすることが必要かもしれません。
膝に痛みがある場合膝の内側の少し上、「内側広筋」という筋肉に圧痛がある場合が多いです。その他は関連する場所として患側の親指と人差し指の間(甲の部分)など。押して痛みがある場合、ほぐすことによって痛みが楽になるかもしれませんね。
それと平熱が36℃以下の方は痛みが発生しやすいですから、しっかりと体温を作れるようにすること、よく寝て、よく動き、よく温める。
なかなか痛みが改善しない場合は相談ください(^^)