足の裏の痛み

60代男性の方。
2か月前から右足のかかとに痛みがありました。

近隣の医療機関でレントゲン検査を受けたところ、踵骨に骨棘が見つかり、「足底腱膜炎」と説明されたそうです。

「加齢によるものなので、痛みと付き合っていくしかない。治らない。」

そのように言われ、不安を抱えながら来院されました。


実際に診てみると

足底だけでなく、足の甲、すねの筋肉にも明確な圧痛がありました。

腰から足にかけて筋・筋膜の緊張を整えるように刺激すると、
その場でかなり痛みが軽減したとのこと。

構造的な問題というよりも、
筋肉の過緊張による関連痛が疑われる状態でした。

これは筋膜性疼痛症候群の典型的なパターンの一つです。

首や腰、手足の痛みやしびれの多くが、
こうした筋・筋膜由来であることは珍しくありません。


痛みのきっかけ

詳しくお話を伺うと、
痛みが出始める頃に靴を新調し、足に合わないと感じながらも我慢して歩いていたとのことでした。

足部の負担増加が続き、
筋肉が防御的に緊張し、それが慢性化した可能性が考えられます。


骨棘は本当に原因?

ここで考えていただきたいのです。

骨棘があることと、痛みがあることは、必ずしもイコールでしょうか。

骨棘を指摘されていても、痛みのない方はたくさんいます。
逆に、骨棘がなくても強い足底痛を訴える方もいます。

画像は「形」を示しますが、
痛みは「神経系の反応」です。


痛みは電気現象

痛みは末梢の痛みセンサーが興奮し、
神経を通って脳へ伝わる電気的な信号です。

どこかでそのセンサーが過敏になっているから、痛みを感じます。

その興奮を鎮めることができれば、
症状は軽減する可能性があります。


言われたことをそのまま受け取らない

「加齢だから治らない」
「骨棘が原因だから仕方ない」

そう言われると、不安になります。

しかし大切なのは、

本当にそれが痛みの本態なのかを見極めることです。

視点が変われば、可能性も変わります。

足の裏の痛みも、
あきらめる前に評価してみる価値は十分にあります。

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