画像の変化と痛みはあまり関係ない

ところが「骨が変形している」とか「神経を圧迫している」などと言われてしまうと余計な不安や恐怖を感じてしまうものです。この恐怖と不安が慢性化へ大きく関係しているんですよね。

日本の痛み医療は海外から比べると大分遅れていて、まだまだ多くの人は

背骨の変形、神経への圧迫=痛みの原因

と思い込んでいます。
実際に話していてもこの「思い込み」から抜けられない方がとても多いと感じています。病院で言われるのですから信じてしまうのも仕方のないことなのですが。

上にも書きましたが、痛みのない方と痛みがある方を画像検査で撮り比べても同程度変形や神経への圧迫は見つかるもので、腰痛未経験の方の腰をMRI撮影したら76%に椎間板ヘルニアが見つかったなんてこともあります。

ではどうしたら良いのでしょうか。

まずは危険信号(レッドフラッグ)のない腰痛の場合は重大な脊椎の病変はない可能性が高く、時間と共に改善してきます。

それでも改善しないで長期化するようであればイエローフラッグ、ブルーフラッグ、ブラックフラッグをチェックしてみましょう。

イエローフラッグ、ブルーフラッグ、ブラックフラッグとは心理学的行動学的因子、社会的経済的因子、職業的因子のことで、悩み、不適切な対処、医原病的、人間関係、仕事の満足度、雇用形態、企業の姿勢などです。

長くなったのでまた次回

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