手根管症候群で手術と言われたが実は筋筋膜性疼痛症候群=筋痛だったケース

川口市からお越しのAさん、今年の3月頃から両手に痛みがありました。7月になりしびれてきたので、病院で検査したところ「手根管症候群」と説明され、経過が悪かったら手術と言われていました。

その後段々と症状が強くなってきたので9月に当院にいらっしゃいました。普段振動する機械を長時間使っているそうです。

いらっしゃった時は両手指が途中までしか曲がらない状態で、握力の計測は不能、両手とも血行が悪くなってチアノーゼの状態でしたが、筋肉の萎縮やその他神経の症状を疑うような所見はありませんでした。

当方で対応できる状態ではないと判断し、脊椎外科の受診を勧めました。

その後病院で神経伝導速度検査、MRIを撮影しましたがどちらも異常がなく、原因不明とのことでした。

ご本人に了解をいただき、筋肉を柔らかくするようにアプローチしていたところ、2回目の施術から変化が出始め、先日4回目の施術の前に状態を伺ったところなんと両手が元通り握れるようになっていました。

症状も大分良くなってきたそうです。

当初CRPSを疑ってうちでは対応できないと考えていたのですが、結果的には筋筋膜性疼痛症候群だったということでしょうか。

Aさん、残りの症状も早く消えるといいですね。

神経性の痛みやしびれと言われたものでも実は筋肉の過緊張から症状が発生した、ということはよくあるものです。

今回のケースは勉強になりました。

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