痛みがある場所に原因があるとは限らない

「痛いところが悪い」と思うのは自然なことです。
しかし実際の臨床では、そう単純ではありません。

足が痛いのに原因はお尻の筋肉。
肘が痛いのに首や肩まわりの緊張が関係している。

こうしたケースは決して珍しくありません。

関連痛(異所性疼痛)

このように、原因となっている部位と、実際に痛みを感じている部位が異なる現象を「関連痛(異所性疼痛)」といいます。
医学的には広く知られていますが、一般にはまだ十分浸透していません。

たとえば…

・子どもの肘内障で、肘が亜脱臼しているにもかかわらず「手首が痛い」と訴える
・臀部の筋緊張が強いのに、症状は太ももやふくらはぎに出る
・首や肩の過緊張が続き、肘や手のしびれとして現れる

こうした例は日常的に見られます。

筋肉や関節、神経は単独で存在しているわけではありません。
身体はネットワークでつながっています。

そのため、ある部位の過負荷や緊張が、離れた場所に“結果”として現れることがあるのです。

もし、
何度も同じ場所を治療しているのに改善が乏しい場合。

「そこが原因ではない」という視点を持つことが、回復への突破口になるかもしれません。

痛みは必ずしも“犯人の居場所”を教えてくれるわけではありません。
だからこそ、身体全体を見渡すことが大切なのです。

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