
目次
慢性痛・自律神経の不調とカフェインの意外な関係
「コーヒーを飲むとリラックスする」
そんなイメージを持っている方は多いかもしれません。
しかし、慢性痛や自律神経の不調を抱えている方の中には、
コーヒーが症状を強めてしまっているケースが少なくありません。
この記事では、
「コーヒーは悪い」「やめましょう」という話ではなく、
慢性痛とカフェインの関係を、身体の反応という視点から整理していきます。
コーヒーは「リラックス」ではなく「覚醒」に近い
カフェインの主な作用には、以下のようなものがあります。
- 交感神経を高める
- 心拍数を上げる
- 胃酸分泌を促す
- 筋緊張や感覚の鋭さを高める
これらを見ると分かるように、
コーヒーは身体を休ませるというより、
活動モード・覚醒モードに切り替える飲み物です。
「リラックスした気がする」という感覚は、
眠気やだるさが一時的に消えた結果、
そう感じているだけのこともあります。
慢性痛・自律神経の不調がある方で起きやすい反応
慢性痛や自律神経の不調がある方では、
カフェインによって神経の感度が上がることで、
- 痛みが気になりやすくなる
- 動悸が出やすい
- 喉の詰まり感(咽喉頭異常感)
- 胸焼けや胃の不快感
- 呼吸が浅くなる
といった症状が出ることがあります。
これは「症状が悪化した」というより、
身体の感覚の音量が上がった状態と考えると理解しやすいです。
カフェインの影響を受けやすい人の特徴
次のような傾向がある方は、
カフェインの影響を受けやすいことがあります。
- 動悸や不安感が出やすい
- 胃腸が弱く、胸焼けしやすい
- 首・肩・顎の緊張が強い
- ヒステリー球(喉の違和感)がある
- 痛みを「気にし始めると止まらない」タイプ
※当てはまっても、必ず控える必要があるわけではありません。
「やめる」必要はありません。まずは観察から
ここで大切なのは、
いきなりコーヒーをやめることではありません。
おすすめなのは、
次のような小さな調整です。
- 量を半分にしてみる
- 空腹時を避ける
- 午前中だけにする
- 痛みや不調が強い日は控えてみる
そして、
- 痛み
- 動悸
- 胃の不快感
- 呼吸のしやすさ
がどう変わるかを、
良し悪しを決めずに観察してみてください。
カフェインとの上手な距離感
カフェインは、
- 集中したい時
- 眠気を飛ばしたい時
には役立つ飲み物です。
一方で、
- 休みたい
- 落ち着きたい
- 痛みや違和感を静めたい
というタイミングでは、
身体にとっては逆方向に働くこともあります。
これは体質や状態の違いであって、
意志の弱さや努力不足ではありません。
まとめ
- コーヒーはリラックス飲料ではなく覚醒飲料に近い
- 慢性痛や自律神経の不調がある方では症状の音量が上がることがある
- 完全にやめる必要はなく、量やタイミングの調整が有効
- 自分の身体の反応を観察することが大切
※合う・合わないは人それぞれです。
この記事を読んで「当てはまらない」と感じた方は、
その感覚を大切にしてください。



