
目次
痛みの迷路を抜け出したい!
「分かっているのに抜け出せない」人のための一冊
慢性痛について学び、
「痛みは必ずしも身体の損傷だけで決まるものではない」
と理解できても、なお苦しさが続くことがあります。
頭では分かっている。
不安も以前より減っている。
それでも痛みのある日常から抜け出せない…。
本書『痛みの迷路を抜け出したい!』は、
そうした“理解の次の段階”で立ち止まっている方に向けて書かれた一冊です。
著者の伊藤かよこ氏は、
慢性疼痛の臨床と研究の現場で数多くの方と向き合ってきた経験から、
「人はなぜ、痛みの迷路に入り込んでしまうのか」
そして
「どうすれば、そこから抜け出していけるのか」
を、非常に丁寧に言語化しています。
本書の特徴
- 「理解しているのに楽にならない」状態を否定しない
分かっているのに苦しい、という感覚そのものが自然なものであることを前提に話が進みます。 - 痛みを“迷路”として捉える視点
正解を探して彷徨うほど抜け出しにくくなる構造を、比喩を用いて分かりやすく説明しています。 - 頑張らせない、焦らせない語り口
「こうすべき」「こうしなければならない」という圧がなく、読み進めるだけで安心感が生まれます。
当院が本書をお勧めする理由
当院では、慢性痛の方の多くが
「正しく理解しようと、真面目に努力してきた方」であると感じています。
それでも痛みが続くと、
「自分の理解が足りないのではないか」
「もっと何かをしなければならないのではないか」
と、無意識のうちに自分を追い込んでしまうことがあります。
本書は、そうした状態に対して
「立ち止まってもいい」「迷ってもいい」
という許可を与えてくれる一冊です。
実際に本書を読まれてから来院される方の中には、
「焦る気持ちが少し落ち着いた」
「何かを変えなければ、という緊張が抜けた」
と話される方もいらっしゃいます。
そのような状態で施術や整体、催眠療法に入ることで、
身体の反応が穏やかに現れやすくなるケースを多く経験しています。
こんな方に特にお勧めです
- 『腰痛学校』などを読み、痛みについて学んできた方
- 「理解はしているのに楽にならない」と感じている方
- 良くなろうと頑張りすぎて、少し疲れてしまった方
- 痛みとの向き合い方を、もう一度整えたい方
『痛みの迷路を抜け出したい!』は、
答えを教える本ではありません。
迷路の中で、自分の位置を確かめ直すための本です。
慢性痛と向き合う過程で、
一度立ち止まり、呼吸を整えるための一冊として、
当院では自信をもってお勧めしています。
ヒプノセラピー(催眠療法)という選択について
本書を通して痛みの仕組みを理解すると、
「では、自分の身体では今、何が起きているのだろう?」
という疑問が自然と生まれてくる方も多いようです。
当院で行っている催眠療法は、
その疑問を身体の反応を通して、静かに確かめていくための方法の一つです。
整体という選択について
痛みの理解が進み、
身体が安心できる状態が整ってきた段階では、
整体が助けになる場合もあります。
当院の整体は、
身体が自分で調整しやすい環境を整えるためのサポートです。
触れすぎず、
強く押さず、
身体の反応を確認しながら進めていきます。


