
原因が分からなかった痛みの正体
首や腰、肩などに痛みを抱えている方は少なくありません。
しかし、病院でレントゲンやMRIを撮影しても「異常なし」と言われることがあります。
「では、この痛みは何なのか?」
近年、原因不明とされていた痛みの多くが
筋膜性疼痛症候群(MPS) による可能性が指摘されています。
画像に映らない痛み
これまで痛みの原因は、
- 骨の変形
- 椎間板ヘルニア
- 神経の圧迫
といった“構造の異常”で説明されることが一般的でした。
しかし実際には、画像上の異常と症状が一致しないケースは非常に多く存在します。
痛みは必ずしも「壊れているから起こる」わけではありません。
筋膜性疼痛症候群(MPS)とは何か
筋膜性疼痛症候群 は、
筋肉や筋膜に生じた過緊張やトリガーポイントが原因となり、痛みやしびれ、関連痛を引き起こす状態です。
特徴としては、
- 圧痛点がある
- 押すと離れた部位に痛みが広がる
- 動きが制限される
- 画像検査では異常が見つからないことが多い
といった点が挙げられます。
つまり、構造の破壊ではなく「機能の問題」です。
なぜ見逃されやすいのか
MPSはレントゲンやMRIでは映りません。
そのため、「原因不明」とされることがあります。
しかし原因がないのではなく、
評価の視点が異なっていただけかもしれません。
慢性的に痛みが続いている場合、
- 筋肉の過緊張
- 姿勢の偏り
- 動作パターンの固定
- ストレスによる神経系の過敏化
これらが複雑に絡み合っている可能性があります。
痛みの捉え方を少し変えてみる
何ヶ月、何年と痛みが続いている場合、
現在の対処法が合っていない可能性もあります。
「どこかが壊れている」という前提から、
「機能が乱れているのかもしれない」
という視点に変えるだけで、
治療の選択肢は広がります。
痛みは敵ではなく、身体からのサインです。
原因不明と言われた痛みも、
適切な評価を行えば改善の糸口が見つかることは少なくありません。
参考・引用
・「筋膜性疼痛症候群とは―原因が分からなかった痛みの正体」
(出典:メディカルノート)
https://medicalnote.jp/contents/150331-000014-SHKMWQ



