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変形性股関節症の症状と治療 知って動かす
ポイント

変形性股関節症とは股関節が変形して痛みで日常生活に支障がでると言われている疾患です。
保存療法と手術療法がありますが、通常は保存療法から始め、それでも痛みがどうしても取れない場合、手術療法が検討されます。
大事なポイントは股関節の変形=痛みでは無いこと。痛みのない健康な方でも変形している方が多いのです。
改善するためのポイントは痛みを知ること。痛みを知り、安心して自分にできることをしていきましょう。

変形性股関節症とは

変形性股関節症の症状

変形性股関節症とは、関節の軟骨の摩耗や、周囲の骨の変形、関節滑膜の炎症などが起きて、痛みや動きの障害から、日常生活に支障をきたす股関節の疾患と言われています。患者さんの多くは女性です。

変形性股関節症は明らかな基礎疾患のない一次性股関節症と、先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全や、外傷や炎症などの結果起こる二次性股関節症に大きく分けることができます。

外国では原因の分からない一次性股関節症が多数ですが、日本では先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全により起こる二次性股関節症が多く、そのうち80%は臼蓋形成不全に続発するものだといわれています。

レントゲン上では関節の隙間の減少や、骨の棘(骨棘)、骨嚢胞などが見られます。

動かし始めや、立ち上がる際、歩きはじめなど、動作に伴って痛みが出ることが多く、痛みが強くなると常に痛むようになったり、時に夜間も痛みで悩まされることがあります。
関節の動きが制限され始めると、靴下が履きづらくなったり、爪が切りにくくなったり、トイレや正座などが困難になってきます。
同じ姿勢でいることもきつくなってきますので日常生活を送るのが困難になることもあります。

ポイント

日本では先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全によって起こる二次性股関節症が多い

画像上の変化=痛みではない

画像上の変化=痛みではない

2012年に報告された論文によると、症状のない(無症候)の腰痛、疾患、障害の無い45人を対象にMRI検査を行ったところ、関節唇裂傷69%、軟骨欠損24%など、股関節の73%で異常が見つかったということです。
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0363546512462124

また、2010年に報告された論文によると、健康なプロ及び大学のホッケー選手の70%は怪我の症状が無かったにもかかわらず、股関節及び骨盤のMRIに異常が見つかったそうです。
https://www.sciencedaily.com/releases/2010/03/100313115328.htm

画像上変形や軟骨のすり減りがあっても必ずしも痛みとは結びつかないんですよね。

変形性股関節症の診断と手術 人工関節

変形性股関節症の診断はレントゲン(X線写真)を撮影します。
初期では軟骨の厚さが薄くなって関節の隙間が狭くなったり、軟骨の下の骨が硬くなったりします。(骨硬化)
進行すると関節の中や周囲に骨の棘(骨棘)ができたり、骨嚢胞といって、骨の空洞ができるようになります。
通常は保存療法を行いますが、どうしても痛みが取れない場合、手術が検討されます。
手術には色々とあり、骨切り術や、人工関節置換術などがあります。

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