股関節痛を持っていると死亡率が高くなる

股関節痛の方に限ったことでは無いのですが、体に痛みを持っていると死亡率が上がるという衝撃的な研究があります。

これは88,000人以上を対象としたコホート研究で判明したのですが、筋骨格系疾患を持っていると、死亡率と発がん率が高いことが判明したのです。
死亡率が高いのは股関節痛、腰痛、肩関節痛の順で、発がん率が高いのは腰痛、股関節痛、頚部痛の順だったそうです。
http://1.usa.gov/mnkHNZ

ポイント

筋骨格系疾患を持っていると死亡率や発がん率が高くなる

変形性股関節症の改善方法

変形性股関節症と言われていても改善する人はたくさん

運動はできることから少しずつ

よほど関節の動く範囲が障害されていて日常生活に支障をきたしていたりする場合は別ですが、多くの股関節の痛みは改善可能なのです。

現時点で痛みに最も有効だと言われているのは「運動」と「認知行動療法」の二つです。
股関節の痛みは主に筋肉内にある痛みセンサーが興奮して起こしていますから、緊張すると余計に痛くなるんですね。
ですから、少しずつでも動かして柔らかく、循環を良くしてあげることがとても大切になります。

体を動かしていると痛みに集中しにくくなりますし、体を動かすことによってエンドルフィンやマイオカインなどの鎮痛物質も体内から放出されますから、痛みを感じにくくなっていきますよ。

痛みが減少したり、体を動かしていると気分も良くなり、自信もついてきます。
小さな成功体験を積み重ねることによって、更に良くなっていくという良循環になっていくんですね。

始めは徐々に、少しずつがポイントです。
いきなりきつい運動をしないこと。
積極的に自分がやりたいと思える運動をするようにしましょう。

ポイント

多くの痛みは改善可能
小さな成功体験を積み重ねることによって、自信がついて治りも良くなっていく

痛みに対する認知を変えると痛みが変化する 認知行動療法

認知行動療法とは簡単に説明すると、考え方や行動の癖を把握して、修正して行きましょうって方法です。
私達は普段フィルターを通して世界を見ています。
メガネに例えると分かりやすいのですが、ピンクのレンズをしている人は世界がピンクに、青のレンズをしている人は世界は青に見えるように、人それぞれ見え方、捉え方が違うのです。

例えばストレスになるようなことがあった時に、悲観的になって落ち込んで、それを引きずる人もいれば、すぐに立ち直る人もいます。
これは物事の受け取り方が違うことによって生じています。

出来事をどう認知するかで感情や行動が変わってくるため、認知と行動、感情は密接に関係しているんです。
認知行動療法(CBT)は認知の歪みで起こる辛い感情や憂鬱を軽減するために、物事の受け取り方や行動の変容を促すのが基本的な考え方です。

小難しく感じたかもしれませんが、変形性股関節症=痛みでは無いことを知って安心すること。体を動かしたり、リラクゼーションや趣味に時間をとること。

安心することで余計な雑念が減少し、体の力が抜けます。
頭の力を抜くと体の力が抜けるんです。
体の力が抜ければ痛みセンサーの興奮も軽減し、痛みが軽減していくことが多いんです。
そろそろ日本も損傷モデルから卒業して痛みに対する捉え方を変えなくてはいけませんね。

ポイント

考え方が変わると行動が変わります。
行動が変わると症状が変わります。

当院では股関節の痛みの改善方法を提案できます。 
施術については下記「施術について詳しくはこちら」ボタンを押してページを進めてください^^

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