
ここ最近、急に冷え込んできましたね。
風邪気味の方も増えているようです。
そんな中、Aさんは朝のクシャミをきっかけに突然腰へ鋭い痛みが走りました。
「一瞬だから大丈夫だろう」と様子を見ていたそうですが、時間とともに痛みが強まり、来院されました。
来院時の状態
痛みのために体がやや傾いていました。
いわゆる疼痛性側弯です。
これは骨が曲がってしまったわけではなく、
痛みを避けるために体が防御反応を起こしている状態です。
痛みが落ち着けば自然に戻ります。
確認できたのは、
- 伸展(後ろに反らす動き)の制限
- 左背部から腰部にかけての筋緊張
- 圧痛と硬結
それ以外に神経学的な異常所見はありませんでした。
施術後の変化
施術後は痛みが軽減し、動作もかなり改善しました。
多少の違和感は残りましたが、このまま経過をみれば自然に落ち着いていく可能性が高い状態です。
急性腰痛は、発症早期に適切な対応をすると反応が良いことが多いです。
なぜクシャミで腰が痛くなるのか?
クシャミや咳をすると、腹圧が一気に高まります。
その瞬間、体幹周囲の筋肉が反射的に収縮します。
特に、
- 中腰姿勢
- 冷えによる筋緊張
- 疲労の蓄積
が重なっていると、筋や筋膜の“痛みセンサー”が過敏に反応しやすくなります。
必ずしも「骨がずれた」「椎間板が飛び出た」という話ではありません。
ぎっくり腰の多くは回復する
急性腰痛の多くは、重篤な器質的障害を伴わず、
体の防御反応として一時的に起きているケースがほとんどです。
もちろん、
- 強いしびれ
- 排尿排便障害
- 明らかな外傷
などがあれば精査が必要ですが、そうでなければ過度に恐れる必要はありません。



