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病院の検査で異常なしなのに痛みが続く理由
「病院の検査では『異常なし』と言われたのに、痛みが全く引かない」 「傷跡はもう綺麗に治っているはずなのに、疼くような痛みが続いている」
このような出口の見えない不安を抱えてはいませんか? 実は、現代の医学的検査では捉えきれない「痛みの正体」があります。それは、体そのものの損傷ではなく、あなたの脳の中に焼き付いてしまった痛みの記憶——「レムナント」です。
今回は、なぜ脳が痛みを「リピート再生」してしまうのか、そしてその警報を止めるための「引き算」のアプローチについて解説します。
1. 痛みの正体は、脳に残された残像「レムナント」
「レムナント(Remnant)」とは、直訳すると「名残」「遺構」という意味です。 かつて負った怪我や、強いストレスを伴う痛み。その衝撃があまりに強いと、脳は「二度とこんな危険を繰り返してはいけない」と過剰に学習してしまいます。
すると脳内に、痛みの信号を伝えるためだけの「専用の高速道路」が建設されます。これを専門的には「感作(かんさ)」と呼びます。
なぜ「異常なし」でも痛むのか?
たとえ組織としての傷(火元)が完全に治ったとしても、脳に作られた「高速道路」は残ったままです。脳がその回路を使い続ける限り、体には何の異常がなくても、あなたは「痛み」を感じ続けてしまいます。
いわば、「火事(怪我)は消えたのに、警報器(脳)だけが鳴り止まない状態」。これがレムナントの正体です。
2. 「治そう」とする努力が、逆に痛みを固定させる
多くの方は、この痛みを消そうとして懸命に努力されます。 しかし、「何とかして治さなければ」と必死になればなるほど、脳は緊張状態(交感神経優位)に陥ります。
脳にとって、緊張とは「今は危機的状況である」というサインです。その結果、脳はさらに警戒を強め、痛みの回路(レムナント)をより強固に補強してしまうという皮肉なループが生まれます。
慢性的な痛みを解決するために必要なのは、さらなる治療法を付け足すことではなく、脳の過剰な出力を止める「引き算」の発想なのです。
3. 解決の鍵は、催眠が導く「脳の弛緩」
この「痛みの記憶(レムナント)」を整理するためには、脳を徹底的に緩める「弛緩(しかん)」の状態が必要不可欠です。
ここで有効な手段となるのが、催眠というアプローチです。 深い催眠状態へと導かれることで、脳は日常の緊張から解放され、究極のリラックス状態に入ります。
脳の「再起動」プロセス
この深い弛緩状態において、脳は初めて「あぁ、今はもう安全なんだ」「この警報(痛み)はもう鳴らさなくていいんだ」と自ら気づくことができます。
これは外部から記憶を書き換えるような操作ではありません。 脳が本来持っている「健やかな状態に戻ろうとする力」を、催眠による弛緩によって引き出し、不要になったレムナント(痛みの名残)をそっと手放していく再起動のプロセスです。
4. 結びに:戦いを手放した先に、本当の回復がある
「痛い」ということは、あなたがそれだけ一生懸命に自分を守ろうとしてきた、生命力の証でもあります。 しかし、もうその役目を終えた古い記憶(レムナント)は、手放しても大丈夫なのです。
「治そう」という戦いを一度お休みして、脳を深く緩めてあげること。 その「引き算」の勇気が、あなたの心と体を自由にする第一歩となります。
【出典・提唱】 本記事で解説した、脳に刻まれた症状の記憶を「レムナント」として捉え、催眠による弛緩によってその回路を解消していくアプローチは、**[催眠誘導研究所]**によって発信・提唱されている知見に基づいています。
脳の「引き算」で、本来の自由な体を取り戻しませんか?
痛みを「治そう」と努力する段階は、もう終わりかもしれません。催眠による深い弛緩状態を体験することで、脳が自ら警報を止めるプロセスをサポートします。
薬やマッサージでは届かなかった「脳の記憶」へのアプローチ。その驚きと解放感を、ぜひ体感してください。



