
目次
歳だから痛みは出るのか?
「もう歳だからね」
「年相応ですよ」
腰痛について、こう言われた経験はありませんか?
確かに、年齢を重ねれば
体の変化が起きるのは自然なことです。
しかし――
腰痛を“我慢する理由”が年齢になる必要はありません。
実際には、
「歳だから仕方ない」と言われた腰痛の中に、
適切に整理すれば変化が期待できるケースが数多く含まれています。
「歳だから仕方ない」という言葉の本当の意味
医療現場で使われる
「歳だから仕方ない」という言葉は、
多くの場合、
- 命に関わる病気ではない
- 手術が必要な状態ではない
- 画像上の変化は年齢相応
という意味合いで使われています。
これは
「何もできない」という意味ではありません。
ただ、
- 原因が一つではない
- 対応に時間と工夫が必要
- その場で完結する治療ではない
こうした理由から、
詳しく説明されないまま終わってしまうことがあるのです。
年齢そのものが、腰痛の原因になるわけではない
年齢を重ねることで起こる変化には、
- 筋力の低下
- 回復にかかる時間の延長
- 動きの偏りの蓄積
などがあります。
重要なのは、
これらは「痛み」そのものではないという点です。
問題になるのは、
- 動きづらさを我慢し続ける
- 痛みを避ける生活が続く
- 不安や緊張が抜けない状態が長引く
こうした状態が重なったとき、
腰痛は慢性化しやすくなります。
「歳だから仕方ない」と諦めた腰痛が、長引く理由
「どうせ良くならない」
「無理して悪くなるより我慢しよう」
このような考えは、
決して弱さではありません。
むしろ、とても真面目な方に多い反応です。
ただ、この状態が続くと、
- 体を動かす機会が減る
- 動かないことで回復力が落ちる
- 痛みに対する感覚が過敏になる
という流れが生まれます。
結果として、
「治りにくい状態」が出来上がってしまうのです。
今からでも変えられるポイントはある
ここで大切なのは、
「若い頃のように戻す」ことではありません。
目指すのは、
- 今の体の状態を正確に把握する
- 負担を増やしている要素があれば減らす
- 回復が働きやすい環境を整える
この3つです。
実際、
「もう仕方ないと思っていたけれど、
日常生活が楽になった」
という方は少なくありません。
当院が大切にしている視点
当院では、次の点を大切にして腰痛をみています。
- 年齢だけで腰痛の可能性を決めつけません
「歳だから仕方ない」で終わらせず、今の体の状態を丁寧に確認します。 - 今の体の状態を整理することを重視します
画像に映る所見だけでなく、体の動きや痛みの出方、日常の負担も含めて評価します。 - 無理のない範囲で「楽になる方向」を一緒に探します
頑張らせる治療ではなく、続けられる形で回復しやすい道筋を考えます。
「歳だから仕方ない」と言われたけれど、
どこか納得できていない。
その違和感は、
体からの大事なサインかもしれません。
そのためにも、早めに体の状態を整理することをおすすめしています。
まとめ
- 「歳だから仕方ない」は説明を省く言葉であることが多い
- 年齢そのものが腰痛の原因ではない
- 今の状態に合った整理で、楽になる余地はある
腰痛は、
諦めた瞬間に固定化しやすい症状です。
「このまま付き合うしかないのかな」
そう思ったときこそ、
一度、体の状態を整理してみる価値があります。
検査で異常がないと言われた腰痛については、こちらの記事も参考になります



