痛くなったら、まず原因を考えてみよう

それは本当に“構造”ですか?

ある日、普通に生活していて突然痛みが出たとします。

さて――
何が起きたのでしょうか?


まず疑われるのは「構造」

痛みやしびれが出ると、多くの方は医療機関を受診します。

そこで言われるのは大体このどれかです。

  • 異常がある → それが原因
  • 異常がない → 問題なし
  • よく分からない → 心因性

とても分かりやすい説明です。

でも、本当にそれだけでしょうか。


痛みは“壊れた証拠”とは限らない

これまで何度か書いてきましたが、
痛み=生物学的損傷とする従来の医学モデルは、うまく説明できないケースが多くありました。

だからこそ現在は、

生物心理社会的疼痛モデル

へと移行しています。

痛みは、

  • 身体の状態
  • 心理的ストレス
  • 人間関係
  • 職場環境
  • 生活習慣

といった要素が複雑に絡み合って生じます。


原因は、意外と“日常”にある

職場の問題。
家族の問題。
将来への不安。
慢性的な疲労。

誰しも何かしら抱えています。

ですが、多くの方はそれを
「痛みの原因」とは結びつけていません。

ここが大きな分岐点になります。


なぜ、そこに触れるのが難しいのか

心理社会的要因の話題は、とてもデリケートです。

初回から劇的に改善する方には比較的お話ししやすいのですが、毎回そううまくいくわけではありません。

「あなたの生活が関係しているかもしれません」

この一言は、慎重に扱わなければ誤解を生みます。

だからこそ、タイミングが重要なのです。


もし、医療機関を転々としているなら

いくつもの医療機関を回っても変わらない。

画像も異常なし。

薬も効かない。

その場合――

一度立ち止まって、
痛みそのものを学ぶことから始めてみてください。

「壊れているから痛い」という前提のままでは、出口は見えにくいのです。


最後に

何度も変化が出ない場合、

構造ではなく
自分自身の生活・考え方・環境を静かに見つめてみる。

そこにヒントがあることは、決して少なくありません。

痛みは敵ではなく、
身体からのメッセージかもしれません。

昭和風に言うなら――

“まずは己を知れ” です。

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