身体に異常がないのに痛みが続く理由

脳の警戒システムという考え方

病院で検査を受けても「特に異常はありません」と言われた。
それでも痛みが続いている。

このような経験をされた方もいるのではないでしょうか。

例えば

・肩こり
・頭痛
・腰痛
・首の痛み

など、慢性的な痛みでは、検査で大きな異常が見つからないこともあります。

では、身体に異常がないのに、なぜ痛みは続くのでしょうか。

そのヒントになるのが、脳の働きです。


痛みは身体を守るための仕組み

まず知っておきたいのは、痛みは身体を守るための大切な仕組みだということです。

例えば転んでケガをすると痛みが出ます。
これは「これ以上動かすと危険かもしれない」という警告の役割をしています。

つまり痛みは

身体を守るための危険信号

とも言えます。

この仕組みがあるおかげで、私たちはケガを悪化させずに済んでいるのです。


脳は常に身体の安全を確認している

私たちの脳は、常に身体の安全を守ろうと働いています。

周囲の状況や身体の状態、過去の経験などをもとに

「危険か」「安全か」

を判断しています。

そして危険だと判断したときには、身体に痛みという信号を出します。

そのため、実際のケガが治ったあとでも、脳の警戒状態が続いていると痛みが残ることがあります。


慢性痛では警戒状態が続くことがある

慢性的な痛みでは、この脳の警戒状態が長く続いてしまうことがあります。

例えば、最初はケガや炎症が原因で痛みが出ていたとしても、時間が経って身体が回復したあとも、脳が「まだ危険かもしれない」と判断してしまうことがあります。

その結果、身体に大きな異常がなくても痛みが続くことがあります。

これが慢性痛の一つの考え方です。


警戒状態が続く理由

では、なぜ脳の警戒状態は続いてしまうのでしょうか。

そこには様々な要因が関係しています。

例えば

・ストレス
・睡眠不足
・呼吸の浅さ
・噛み締めや身体の緊張
・過去の痛みの経験
・不安や心配

こうした状態が続くと、身体は無意識に緊張しやすくなります。

その結果、脳の警戒状態も続きやすくなります。


身体の緊張と慢性痛

身体が緊張していると

・肩が上がる
・呼吸が浅くなる
・噛み締めが起こる

といった状態が起こりやすくなります。

この状態が続くことで

・肩こり
・頭痛
・首こり

などの症状として現れることがあります。

慢性痛を考えるときには、身体だけでなくこうした生活の状態も大切になります。


安心信号という考え方

反対に、身体や脳が「安全だ」と感じると、警戒状態は落ち着いていきます。

例えば

・ゆっくりした呼吸
・十分な睡眠
・リラックスできる時間

などは、身体の緊張をゆるめるきっかけになります。

こうした状態は、脳にとって「安心信号」とも言えるものです。


焚き火を見ると落ち着く理由

例えば焚き火を見ていると、なぜか気持ちが落ち着くと感じる方もいると思います。

炎のゆらぎや暖かさは、私たちの脳にとって安心できる環境の一つと考えられています。

こうした安心できる時間を持つことは、身体の緊張をゆるめるきっかけになることがあります。


まとめ

痛みは身体を守るための大切な仕組みです。

しかし慢性的な痛みでは、脳の警戒状態が続いてしまうことで、身体に大きな異常がなくても痛みが続くことがあります。

そのため慢性痛を考えるときには、身体だけでなく

・生活習慣
・睡眠
・呼吸
・ストレス

など、様々な要因を含めて考えることが大切です。

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