
春日部市よりお越しのAさん(50代男性)。
右肩の痛みと可動域制限、さらに右上肢痛に悩んでいました。レントゲンでは頚椎の椎間板狭小化を指摘されています。
触ってみると、首から腕にかけて広範囲に強い圧痛。
肩甲上腕リズムも著しく低下していました。
斜角筋や棘下筋を圧迫すると、右手の痛みが再現されました。
つまり、神経そのものではなく、周囲の軟部組織の影響が疑われる状態です。
症状を再現する圧痛点をトリガーポイントといいます。
施術後、肩はその場で挙上可能に。
手の痛みは一部残りましたが、改善の方向性は明確でした。
加須市よりお越しのBさん(40代女性)。
数か月前から右肩痛が続き、レントゲンでは石灰沈着性腱板炎と診断されています。
この方も全身に圧痛があり、肩甲上腕リズムは低下。
施術後、痛みは軽減しましたが、可動域の改善は限定的でした。
今後の経過を見ながら、段階的に整えていく必要がありそうです。
■ 反応には個人差がある
どの部位でも同じですが、
すぐに改善する方もいれば、時間を要する方もいます。
しかし多くの場合、
「少しでも改善する」という体験そのものが安心につながります。
痛みに対する恐怖や不安は、痛みを増幅させる要因になります。
逆に、「変化した」という経験は神経系を落ち着かせます。
■ 痛みの本態はどこにあるのか
痛みの多くは、
- 筋肉
- 靭帯
- 関節包
- 皮膚
といった軟部組織に存在するポリモーダル受容器(侵害受容器)の興奮によって生じています。
画像で見える変化があっても、
痛みの主因がそこにあるとは限りません。
だからこそ、施術後に改善すると驚かれる方が多いのです。
「思っていた原因」と「実際の反応」が一致しないからです。
もし様々な治療を受けても改善が乏しい場合、
視点を変えてみることも一つの選択です。
原因は、筋肉や靭帯といった軟部組織にあるかもしれません。
経験して初めて見えることも、あるのです。



