
右肩痛の症例
群馬県よりお越しのBさん。
1か月ほど前から右肩が痛み始め、日に日に強くなってきたとのこと。
知人の紹介で来院されました。
初回の状態
- 健康上腕リズムは極端に低下
- トリガーポイント多数
- 可動域制限あり
肩そのものの問題だけでなく、全体のバランスが崩れている状態でした。
そこでお聞きしました。
「最近、何か心配事はありませんか?」
すると、
ご友人が体調を崩し、とても心配しているとのこと。
症状が強いときほど
臨床をしていると、
症状が極端に強く出ているケースほど
心理社会的因子が絡んでいることが少なくありません。
ですが…
施術を行うと、その場で挙がらなかった腕がほぼ挙がるようになりました。
通常、心理的要素が強い場合はその場での変化が乏しいことも多いのですが、今回は良い反応。
後ろに手を回す動きで少し痛みは残りましたが、
順調なら追加は1〜2回程度で済みそうです。
五十肩=年齢のせい?
肩が痛くなると、すぐに
「五十肩ですね」
と言われることがあります。
ですが、痛みは必ずしも“老化現象”ではありません。
痛みは、
- 外力の蓄積
- 交感神経の緊張
- ストレスの持続
などにより、痛みセンサー(侵害受容器)が興奮して起こることが多いのです。
どこに出るかは人それぞれ
強いストレス環境にいると、
- 胃に出れば胃潰瘍
- 腸に出れば下痢
- 肩に出れば肩こりや五十肩
- 腰に出れば腰痛
というように、弱い部分に症状が現れます。
これは“気のせい”ではなく、
生理的な機能変化です。
ちなみに私は、調子を崩すと腰に出やすいタイプです。
その都度、自分で整えています(笑)。
思い当たることはありませんか?
緊張するとお腹が痛くなる。
大事な場面で下痢をする。
ストレスが続くと体が重い。
誰もが経験しているはずです。
肩も同じです。
まとめ
- 五十肩と診断されても、それが“老化”とは限らない
- 痛みはセンサーの興奮という機能的変化
- ストレスや交感神経の緊張が影響することも多い
「歳だから仕方ない」
そう決めつける前に、
少しだけ身体と心の状態を振り返ってみてください。
肩は、意外と正直です。



