
安心は痛みを和らげる
埼玉県内からお越しのAさん。
約1年前から左膝の痛みと、両足の裏のしびれが続いていました。
医療機関ではレントゲン検査を受け、「椎間板の間が狭い(椎間板狭小化)」と説明されたそうです。しかし大きな改善はなく、不安を抱えたまま当院にいらっしゃいました。
観察すると、左膝周囲、足の第4・第5中足骨間、足底に明確な圧痛がありました。いわゆるトリガーポイントの反応です。
施術後、「しびれと痛みが少し変わった」とのこと。経過は良好で、順調であれば1~2回で一区切りとなりそうな印象です。
痛みは“見えない”からこそ不安になる
痛みやしびれは目に見えません。
検査画像と一致しないことも多く、周囲から理解されにくい。
そのため、一人で抱え込み、静かに悩んでいる方は少なくありません。
不安は脳を緊張させます。
緊張は痛みの感受性を高めます。
そして「また痛くなるのでは」という予測が、さらに痛みを強める。
この循環が続いてしまうのです。
気分転換も、立派な治療
医療機関に通うことだけが治療ではありません。
- 趣味に没頭する
- 旅行に出かける
- 誰かに話を聞いてもらう
- 思いきり笑う、あるいは泣く
これらはすべて、神経系を落ち着かせる働きを持ちます。
感情を抑え続けると、身体は緊張状態を維持しやすくなります。
逆に、感情を外に出せたとき、身体がふっと緩むことがあります。
実際、今日も「話しただけで楽になった」とおっしゃる方が数名いらっしゃいました。
安心できる場で、自分の状態を言葉にする。
それだけで神経の過敏さが下がることは珍しくありません。
心理社会的要因と身体のつながり
ストレスは「自覚しているもの」だけではありません。
無意識の緊張や我慢も、身体には影響します。
抑え込まれた感情が、筋肉の緊張や痛みとして表れることもあります。
これは特別なことではなく、人の自然な反応です。
だからこそ、
安心できる
理解してもらえる
否定されない
こうした環境は、痛みの軽減に大きく関わります。
安心は鎮痛薬のように働く
不安は痛みを増幅させます。
安心はその逆に働きます。
痛みがゼロにならなくても、
「大丈夫そうだ」と思えた瞬間、体は変わり始めます。
安心できる場所を持つこと。
気持ちを外に出せること。
それもまた、確かな治療の一部なのです。
痛みを抑える力は、あなたの中にも備わっています。
一人で抱え込まず、安心して話せる場所があるということを覚えておいてください。気になることがあれば、いつでもご相談ください。




