長期休暇の前後は痛みを出す人が多い

休みに入ると調子崩す方、多いですね。

この時期になると、痛みを訴えて来院される方が増えます。

よくあるのが、こんなお話です。

・休暇に入った途端に痛くなった
・お孫さんが来て相手をしていたら痛くなった
・連休明けに備えて準備をしていたら痛くなった

「特別なことはしていないのに」と不思議に思われる方も少なくありません。

実はこれ、臨床的にはよく見られる現象です。


交感神経の緊張と“反動”

仕事をしている間、人は無意識に緊張状態にあります。

交感神経が優位になり、
身体は活動モードになります。

この状態では、

・多少の痛みを感じにくくなる
・炎症反応が抑えられる
・疲労感が表面化しにくい

といったことが起こります。

ところが、長期休暇に入り
気が抜けると、副交感神経が優位に切り替わります。

この切り替わりのタイミングで、
抑えられていた疲労や微細な炎症が表に出ることがあります。
いわば「緊張の糸が切れる」ような状態です。


痛みか、風邪かの違い

「休みに入ると風邪をひく」という方もいます。

これも背景のメカニズムは似ています。

ストレス状態ではコルチゾールなどのホルモンが分泌され、
免疫反応が一時的に抑えられます。

休みに入り緊張が解けると、
その抑制が外れ、症状として表に出る。

運動器に出るか、上気道に出るか。
発現部位の違いであって、背景は共通していることが多いのです。


楽しいことも“負荷”になり得る

遠方からお孫さんが来る。

楽しい時間ですが、

・いつも以上に身体を動かす
・怪我をさせないよう気を配る
・生活リズムが変わる

これらは身体にとって立派な負荷です。

心理社会的ストレスというと
ネガティブな出来事を想像しがちですが、

実は「良い出来事」も神経系には刺激になります。


「急に悪くなった」わけではない

多くの場合、

急に壊れたのではなく、
溜まっていたものが表面化しただけです。

神経系が緊張から解放された結果、
身体の状態が“見える化”されたとも言えます。

この時期の痛みは、
身体からの「調整サイン」であることが少なくありません。


不安になりすぎないことも大切

長期休暇の前後に体調を崩す。

実は決して珍しいことではありません。

「悪化した」と考えるよりも、

「今まで無理をしていたのかもしれない」と
一歩引いて捉えることで、

回復は早まりやすくなります。

身体は、壊れる前に教えてくれることが多いのです。

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