
目次
Q1. 検査で異常がないのに痛いのは、気のせいですか?
A. いいえ。気のせいではありません。
慢性痛では、
痛みの強さと検査結果が一致しないことは珍しくありません。
これは
「異常がない」のではなく、
痛みの仕組みが“局所”ではなく“神経や脳の働き”に移っている
というだけの話です。
Q2. いろいろ試してきたのに治らないのは、私の努力が足りないからですか?
A. 努力不足ではありません。
多くの場合、
これまで有効だったやり方が、今の状態に合わなくなっている
だけです。
慢性痛では
「もっと頑張る」「我慢する」よりも、
やり方を見直すことが必要になる場面があります。
Q3. 原因が分かれば、痛みは必ず良くなりますか?
A. 原因探しがゴールになってしまうと、かえって長引くことがあります。
慢性痛では、
原因が一つに特定できないケースも多くあります。
「原因が分からない=治らない」
ではなく、
今の状態をどう理解し、どう関わるか
が重要になります。
Q4. 海外ではもう古い考え方、というのは本当ですか?
A. はい。残念ながら事実です。
日本では今も主流の説明が、
海外ではすでに見直されていることは少なくありません。
問題は、
情報が間違っていることではなく、
「その情報がどの時代の考え方なのか」が共有されていない
ことです。
Q5. じゃあ、正しい情報さえ知れば良くなりますか?
A. 知識だけでは足りないこともあります。
慢性痛の方は、
すでに十分すぎるほど情報を持っています。
大切なのは
- 何を続けるか
- 何を手放すか
を、自分の状態に合わせて整理することです。
Q6. 何も変えなくても、通っていれば良くなりますか?
A. 正直に言うと、それは難しい場合が多いです。
当院は
「何もしなくても良くなる場所」ではありません。
ただし、
一人で抱え込まず、
どこをどう変えればいいのかを一緒に考える場所
ではあります。
Q7. 変わる自信がありません。それでも相談していいですか?
A. もちろん大丈夫です。
最初から
「全部変えよう」とする必要はありません。
多くの方は、
理解が進むにつれて、自然に選択が変わっていきます。
Q8. 慢性痛は一生付き合うものですか?
A. そう決めつける必要はありません。
慢性痛は
「治らない急性痛」ではなく、
変化しうる状態として捉えられています。
時間はかかることもありますが、
見方と関わり方が変わることで、
痛みの位置づけが変わるケースは少なくありません。
最後に
慢性痛が長引くのは、
あなたが弱いからでも、
努力していないからでもありません。
情報の中で迷ってしまう構造そのものが、
長期化を招いていることが多いのです。
当院では、
「正解を押しつける」のではなく、
今の状態に合った理解と選択を一緒に整理すること
を大切にしています。



