珈琲豆の自家焙煎器を手に入れてから、珈琲の生豆を買って自宅と会社で珈琲豆を自家焙煎している。
珈琲豆の産地やら種類やら全く分からない私でも、自家焙煎した珈琲豆を電動ミルで挽いてフレンチプレスで淹れるとお店で飲む珈琲よりも格段に美味しい事が分かる。
焙煎したての豆ももちろん美味しいのだが、日が経つごとに僅かに変化していく味を楽しみに飲んでいる。
そんな美味しく淹れられる自家焙煎だが、もちろん欠点はあるのだ。
まず面倒くさい。
美味しい珈琲を飲むのに手間暇惜しむ事なくできる方にはオススメだが、手間を面倒臭がる方はお店で煎ってある豆をおとなしく購入するのがいいだろう。
焙煎にはガスコンロを使うのだが、焙煎する過程でチャフという珈琲豆の薄皮が大量に周囲に飛散する。奥様の理解が得られない家庭ではまさに悲惨なことになるだろう。
加えて独特の焙煎臭が部屋の中に充満する。
私には豆ご飯の様な香りに感じられるので、むしろ好ましい香りではあるのだが、やはり理解が得られないと大変だ。
流石に仕事場が焙煎臭で充満すると従業員に文句を言われそうなので、仕事場では外で焙煎することにしている。
これならばチャフの掃除も簡単だし、臭いもこもることは無い。
焙煎に要する時間は15分程度なのだが、たまには無心になって珈琲豆を焙煎してみるのも良いものだ。
そう、珈琲豆の焙煎は現在私にとっての癒やしなのである。
時間を忘れ、仕事を忘れ、何も考えない状態で、何かに集中できることは、よい。
今度はガスコンロではなく、七輪を使い、炭火焼きで焙煎しようと考えている。
そんな事を考えている時間も、また、楽しい。
【写真はアウベルクラフトさんの自家焙煎器】
アウベルクラフトさん
http://www.auvelcraft.co.jp/coffee/index.html