変形性膝関節症と痛み

さいたま市よりお越しのAさん。
3年前から右膝の内側に痛みがあり、医療機関でレントゲン検査を受けたところ「変形性膝関節症」と言われたそうです。

歩き始めや正座の際に痛みが出ます。
来院時は軽い腫れがありましたが、その他は特に問題はみられませんでした。

施術後、その場で痛みが軽減し、歩きやすくなったとのことでした。


「変形しているから痛い」とは限らない

よく耳にする説明として、

・変形しているから痛い
・軟骨がすり減っているから痛い
・関節がゆがんでいるから痛い
・筋力がないから痛い

といったものがあります。

もちろん、これらが全く無関係とは言いません。
しかし、痛みをそれだけで説明することは難しいのです。


画像所見と痛みは一致しないことが多い

いくつかの研究では、

  • 無症状の方の膝をMRI撮影すると、加齢とともに半月板の変性が増加し、60歳以上では約4割に断裂所見が見られた
  • 50歳以上の膝MRIでは、約9割に何らかの「異常所見」が確認された

という報告があります。

また、変形性膝関節症患者を対象にした関節鏡手術の研究では、
手術群と模擬手術群の成績が長期的に同等であったというRCTもあります。

つまり、

画像で「異常」があっても、必ずしも痛みが出るとは限らない

ということです。

では、痛みのある人とない人の違いは何でしょうか。


痛みはどこで作られているのか

痛みは、膝そのものだけで決まるわけではありません。

末梢の組織(筋肉・皮膚・靭帯など)にある受容器が刺激を受け、
その情報が神経を通って脳へ伝わり、
最終的に脳が「痛み」として認識します。

多くの場合、膝周囲の筋肉の緊張や機能低下、
活動量の変化、不安や恐怖などが影響して
痛みのセンサーが過敏になっていることがあります。


変形=痛み ではない

変形がある方でも痛みのない人は多くいます。
逆に、明らかな変形がなくても強い痛みを感じる方もいます。

だからこそ、

変形=痛み と単純に結びつけないことが大切です。

痛みの原因は一つではありません。


大切なのは「どう動くか」

ストレッチや適切な運動、徒手療法などによって
痛みが軽減している方はたくさんいます。

膝は、正しく使えば変わります。

大切なのは、

・必要以上に怖がらないこと
・動ける範囲で活動を続けること
・身体の機能を整えていくこと

です。


まとめ

画像だけで未来を決めつける必要はありません。

あなたの膝の痛みは、
本当に「変形」だけが原因なのでしょうか。

痛みはもっと多面的なものです。

正しく理解し、適切に整えていけば、
改善の可能性は十分にあります。

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