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よく痛みのせいにされている椎間板変性、本当にそうなのでしょうか?

健康な椎間板にはそもそも痛みを感じるための痛みセンサーが存在していません。障害を受けた椎間板には椎骨洞神経が血管と共に侵入するみたいですが、臨床での結果を見ているとどうも侵入した侵害受容器(痛みセンサー)が活動しているケースがあるとは思えません。

以前こんな研究が行われています。

腰痛のない健常者41人を対象に5年間椎間板をMRIで撮影して追跡調査したところ、重いものを持ったり、運んだり、腰の回転や屈曲等の今まで危険と言われていたものは無関係で、腰痛の発症率はむしろ椎間板の変性がある方が低かった。 http://1.usa.gov/178sVnE

というものです。

また、男性の一卵性双生児115組を対象にMRIで危険因子を調査したところ、椎間板の変性は物理的な因子よりも遺伝的因子の方が強く影響を受けているということもわかっています。 http://1.usa.gov/kWg7Iw

物理的な負荷が強くかかる環境に置かれている方のほうが椎間板はより健康的だった、という論文もあります。

従来考えられていたように、物理的な負荷が原因で椎間板が傷つき、痛みが発生することは考えにくいということです。

もしも椎間板の変性が痛みの原因ならば、年をとれば腰痛有病率が上がっていきそうなものですが、実際には50代をピークに徐々に腰痛の有病率は低下していきます。

そもそも椎間板の変性に原因があるといいながら、することは牽引やマッサージなどの対処療法ばかりです。椎間板そのものにはアプローチしないわけです。それでも治る方が存在するということは椎間板に原因がないと考えるのが普通ではないでしょうか?

と、私は考えています。

定説とされていることでも正しいとは言えないことが数多くあります。

 

椎間板の変性を腰痛の原因と考える外科医は23%しかいないhttp://1.usa.gov/katDsM

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