
毎日暑い日が続きますね。
さて、今日は「ぎっくり腰(急性腰痛)」になったときの対応についてです。
一昔前までは、
- とにかく安静
- 冷やして湿布
- できるだけ動かない
という対応が一般的でした。
しかし現在では、考え方が変わってきています。
なぜ“安静第一”ではないのか?
急性腰痛の患者186名を対象にしたランダム化比較試験(RCT)では、
- 安静臥床群
- ストレッチ群
- 日常生活動作を続ける群
の3グループで回復を比較しました。
その結果、
- 最も回復が早かったのは「日常生活動作を続ける群」
- 最も回復が遅かったのは「安静臥床群」
という結果が示されました。
つまり、
「安静第一」は必ずしも最善ではない
むしろ回復を遅らせる可能性がある
ということです。
なぜ動いた方が良いのか?
急性腰痛の多くは、筋肉や軟部組織の過緊張によって起こります。
長時間の安静は、
- 血流低下
- 筋緊張の持続
- 痛みに対する過敏化
を招きやすくなります。
一方で、無理のない範囲での動きは、
- 血流改善
- 筋の自然な回復
- 「動いても大丈夫」という脳への再学習
を促します。
ただし“無理は禁物”
もちろん、
- 強い麻痺
- 排尿・排便障害
- 安静でも激痛が続く
といった場合は医療機関の受診が必要です。
そうでなければ、
「痛いから一切動かない」ではなく、
“できる範囲で動く”
を意識してみてください。
まとめ
痛みがあると、動きたくないのが自然です。
しかし、
適度な動きは回復を助けます。
ぎっくり腰になったら、
怖がりすぎず、無理のない範囲で身体を使ってみてください。
身体は思っているより、回復する力を持っています。



