
さいたま市よりお越しのAさん。
明け方、右肘の痛みで目が覚めたそうです。
来院時には、
- 右肘外側の痛み
- 右手の握力低下
を訴えていました。
最近、文字を書く作業が増えており、手を酷使していたとのことでした。
可動域と圧痛の確認
診察すると、
- 肘と手首の可動域がやや低下
- 右肘外側
- 母指・示指周囲の筋肉
に明確な圧痛がありました。
その場で軽く筋肉を緩めると「楽になった」とのこと。
さらに整体施術後は痛みが軽減し、握力も回復しました。
典型的な筋肉由来の症状です。
いわゆる筋膜性疼痛症候群(MPS)と呼ばれる状態に近いものと考えられます。
コリ=脱力が起こる理由
「力が入らない」と聞くと、多くの方が神経障害を連想します。
しかし実際には、
- 筋肉の過緊張
- 関節間の連携低下
- 痛みによる抑制反応
などでも、力は入りづらくなります。
これは決して珍しいことではありません。
よくある例
✔ 肩こりや五十肩で、手指に力が入りにくい
✔ テニス肘で握力が落ちる
✔ 膝痛(変形性膝関節症など)で膝がカクッと抜ける
✔ 腰部の不調で母趾の力が弱く感じる
こうした現象の多くは、筋肉や関節機能の問題から生じています。
もちろん、本当に神経の障害があるケースもあります。
だからこそ、丁寧な観察が重要です。
何でも神経のせいにしない
「力が入らない=神経がやられている」
と短絡的に結びつけてしまうと、不安が強くなります。
しかし実際には、
筋肉のコリだけでも脱力は起こります。
身体は、
痛みや緊張があると“防御的に出力を下げる”ことがあります。
これは壊れているのではなく、
むしろ身体が自分を守ろうとしている反応です。
まとめ
力が入りづらいとき、
すぐに「神経が悪い」と思い込まず、
- 筋肉の状態
- 関節の動き
- 日常の負担
を見直してみてください。
意外とシンプルな原因であることは少なくありません。
過度に怖がらず、
しかし軽視もしない。
そのバランスが大切です。



