高いレベルのストレスは痛みを引き起こしているか?

スウェーデンで行われた調査

スウェーデンで行われた長期調査の報告によると、
高いレベルのストレスを感じている中年女性のうち約40%が、筋骨格系の痛みを進行させていたとされています。(THE BACK LETTER 2013年8月号より)

この数字は決して小さくありません。


ストレスと痛みは無関係ではない

医療現場ではすでに広く知られていますが、
ストレスと痛みは密接に関係しています。

強いストレス状態では、交感神経が優位になります。

交感神経が持続的に緊張すると、

・筋肉が無意識にこわばる
・血流が低下する
・炎症が慢性化しやすくなる
・痛みに対する感受性が高まる

といった変化が起こります。

つまり、ストレスは「気のせい」ではなく、
神経系を介して身体に具体的な影響を与えているのです。


なぜ痛みが長引くのか

ストレスが続くと、
身体は常に“警戒モード”になります。

この状態では、小さな刺激でも
「危険」と判断されやすくなります。

結果として、

・痛みが強く感じられる
・治りかけていた痛みがぶり返す
・慢性化しやすくなる

といったことが起こります。


だからこそ、対策はある

この事実は不安材料ではありません。

むしろ希望でもあります。

なぜなら、

ストレスを適切にコントロールできれば、
痛みも変化する可能性があるからです。

休養、運動、睡眠、安心できる環境。

こうした要素は、
神経系を落ち着かせ、痛みを和らげる方向に働きます。


もっと広く知られてほしいこと

痛みは単なる「損傷」だけで説明できるものではありません。

心理社会的要因を含めて考えることで、
治療はよりスムーズになります。

この視点が一般にも広がれば、

・無用な不安が減り
・過度な検査や心配が減り
・回復の道筋が見えやすくなる

はずです。

そんな時代が、少しずつ近づいていると感じています。

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