腰痛とは、読んで字の如く腰の痛みのことです。
日本では実に2000万人の方が腰痛でなやんでいるといわれています。
皆さんの周りにも腰の痛みで悩んでいる方は多くいるのではないでしょうか?
厚生労働省による調査では、日本の腰痛患者さんはこの30年間で実に約1、6倍にまで増えてしまっています。
しかし腰痛のほとんどは筋肉内の痛みセンサーが異常興奮したもので、多くは改善可能です。
腰痛とは
腰痛とは、読んで字の如く腰の痛みのことです。
日本では実に2000万人の方が腰痛でなやんでいるといわれています。
皆さんの周りにも腰の痛みで悩んでいる方は多くいるのではないでしょうか?
厚生労働省による調査では、日本の腰痛患者さんはこの30年間で実に約1、6倍にまで増えてしまっています。
日本の腰痛患者はここ30年間で約1,6倍に増えている。
腰痛の原因
腰痛の原因は実に多様で、これといったものはなかなかありません。
遅れている日本の痛み医療ではまだまだレントゲンやMRIの画像上の変化、例えば関節の変形や神経への圧迫である腰椎ヘルニア、脊柱菅狭窄症などが痛みの原因とされていますが、これらの画像上の変化は実は腰痛を抱えていない健康な方にも普通に見られることから、最近では考え方が変わってきているのです。
そしてその考え方は急速に広まってきているのです。
恐らくこれはインターネットの普及により海外の論文や情報が容易に手に入るようになったこと、気がついた医師や医療関係者が積極的に情報発信するようになったこと、NHKや民放各局が積極的に慢性痛などの特集を放送してくれるようになったからではないかと思います。
実際にうちにいらっしゃる方から話を聞いても、整形外科に行ってレントゲンMRIを撮影して腰椎ヘルニアと言われたが、手術しなくても治るから大丈夫と言われたり、画像上腰の骨に変形があっても痛みと関係ない人が多いなどと説明される方が増えてきました。
これは誰もが知っている大学病院から、地域の拠点病院でもそうなのですから、だいぶ昔とは変わってきているのだと実感しています。
ただし、現場の人たちがかわってきていても制度を変えなくては病院も経営があるのですから、より大きな変化は望めないかもしれません。
で、肝心の腰痛の原因ですが、単純な原因でなる腰痛は実は少なくて、多くの腰痛はいろいろな要因が複雑に絡み合った複合因なのです。(ガン、感染症、内臓疾患などの病気による腰の痛み除く)
例えば下の図にあるように、運動不足、運動しすぎ、栄養不足、うつ状態、補償問題、肥満、痩せすぎ、仕事中毒、孤独、飲酒・喫煙、ストレス、悩み、睡眠障害、過労、認知機能の低下、家庭内不和、仕事の満足度、不適切な考え、対処、過去のトラウマなどなど実に多種多様なのです。
それらの結果、筋肉の緊張が持続し、そのうち筋肉の痛みセンサーが興奮を始めます。
これが腰痛です。
腰痛の原因はいろいろなことが複雑に絡みあうので原因はわからないことが多い。