外側上顆炎、テニス肘の方はよくいらっしゃいます。
手を使い過ぎたりした場合に発生しやすいみたいですね。
力を入れた際に関節周囲や筋腱内の受容器が異常を感知し、ポリモーダル受容器を興奮させる事によって、痛みが発生していると考えられます。
皮膚や筋肉、関節靭帯関節包の受容器が異常を感知 → 筋緊張亢進 → 発痛物質産生 → ポリモーダル受容器興奮 → 痛みを認知 → 交感神経興奮 → 筋緊張亢進 → 局所の循環不全 → 痛み増強
↑こんな感じでしょう。
症状は主に痛みですが、手がしびれたり、力が入りづらくなることがしばしばあります。しびれは大抵筋緊張が亢進して循環不全に陥ると発生する事が多いですね。重たいものをずっと手で持っているとしびれるのと同じです。筋緊張が続くとしびれます。(もちろん全てではありません)
力が入らないのも受容器が機能不全を起こした際に発生することが多いのですが、受容器の機能不全から発生している脱力や握力の低下はよっぽどの事がない限り、その場で改善する事が多いですよ。
どの痛みやしびれについても言えますが、症状の長期入力が続くと慢性痛症化しやすく、慢性痛症化するとなかなか大変になりますので、なるべく早く痛みをとりましょう。
※ここで言う慢性痛症は痛みの回路が可塑化した状態であって、一般的に使われる慢性痛とは違います。何年何十年と急性痛症の状態が続く方もいますし、すぐに慢性痛症の状態になる方もいます。ですから長引いているから慢性痛症だとは言い切れません。