
近隣からお越しのAさん(70代・通院歴あり)。
2週間ほど前から、特にきっかけなく左肩が痛くなり、腕が挙がりづらくなってきました。
状態の評価
検査では、
- 肩甲上腕リズムの低下
- 複数のトリガーポイント
- 挙上時痛
が確認できました。
いわゆる「五十肩」や「肩関節周囲炎」と呼ばれる状態に近い印象です。
ただし、病名そのものよりも
今、何が起きているかのほうが重要です。
経過
1回目の施術直後は軽度の改善でしたが、
その後、日を追うごとに回復。
2回目の来院時には、
痛みは初回の半分程度まで軽減していました。
このまま順調であれば、
追加の施術は必要ない見込みです。
(※すべての方がこのように早期改善するわけではありません)
回復が早かった理由
① 発症から間もなかったこと
痛みの入力が長期間続く前だったため、
神経系が過敏化する前に沈静化できました。
早期対応はとても重要です。
② 「回復経験」があったこと
Aさんは以前、ぎっくり腰で来院され、
その際も早期に回復されています。
この体験は、
「あそこに行けば良くなる」
という安心感・期待感につながります。
これは単なる気持ちの問題ではなく、
神経系の反応に影響する重要な要素です。
回復経験は、次の回復を助けます。
急性痛と慢性痛の違い
痛みの期間だけでは、
急性か慢性かは判断できません。
- 長期間続いていても慢性化していないケース
- 短期間でも過敏化が進んでいるケース
どちらもあります。
重要なのは、
神経系がどの状態にあるかです。
注意が必要な肩の痛み
心理社会的要因が強く関与している肩痛では、
- 両側に発症する
- 可動域制限が極端
- 手の症状を伴う
といった特徴がみられることがあります。
手の腫れや強い違和感がある場合は、
肩手症候群(RSD / CRPS)を疑う必要もあります。
まとめ
痛みは、
- 早めに
- 過敏化する前に
- 沈静化させる
ことが重要です。
「そのうち治るだろう」と様子を見るよりも、
神経系が静かなうちに整えるほうが回復は早い傾向にあります。
肩の痛みでお困りの方は、
無理をせず早めにご相談ください。



