赤面症

赤面症とは

赤面症とは、赤くなった顔を他人に見せることを極端に恐れる症状を言います。

赤面自体はどなたでもなりますが、その赤面した顔を見られるのがすごく恥ずかしいと思い、次第に他人と関わることを避けるようになってしまう対人恐怖症の一つです。

赤面症の原因 なにが原因で起こるのか

顔が赤くなるのは顔の皮膚のすぐ下にある毛細血管が体量の血液が流れるために赤くなります。

これは緊張した時、例えば心臓の鼓動が早くなったり、呼吸が早く浅くなったりしたときに起こります。

交感神経の働きが強くなった場合ですね。

つまり、誰にでも起こる普通の症状ですが、赤面症はあがり症の人、対人関係で不安や緊張を生じやすい人がなりやすいといわれています。

対人関係の苦手意識から不安の悪循環を形成してしまい、パターン化してしまいます。

赤面症を克服するには恐怖突入

人前で話すのが苦手なら人前に出て話すことを繰り返すことである程度の方は克服することができますが、赤面することを極端に恐れたり、不安に思ってますます人前に出ることを恐れて悪循環に陥る人もいます。

赤面症を克服したいけど現実世界で恐怖突入をすることを考えるだけでも体調を崩してしまう、この場合威力を発揮するのがヒプノセラピーにおけるメンタルリハーサルです。

赤面症に対するヒプノセラピーでの対処法

赤面とは、そのときに頭や顔に血液が多く流れ、顔の毛細血管がひろがり、表面部まで血液が大量に流れ、その血の色が透けて赤く見える状態だというのは上記でも説明しました。

このとき、血液の流量が多くなっていますので、火照った感じや、のぼせた感じを伴います。

このような血管の運動は自律神経の働きに影響されていて、この場合は交感神経の興奮状態です。

顔が火照った興奮状態では手や足の毛細血管は収縮していますので、手や足は冷たくなっていることが多いのです。

いってみれば、手足などの末端の血液が顔や頭の方に偏っているような状態といえるでしょう。


赤面症に対するヒプノセラピーでの対処方法は大きく分けて2つあり、1つは催眠状態になることで副交感神経優位の状態を作ること。

そしてもう一つは催眠特有のメンタルリハーサルを使ってイメージの中で恐怖突入を繰り返すことです。
順に説明していきます。

赤面症は催眠状態でリラックスすることで改善しやすくする

赤面恐怖はこだわりと血管運動の障害を持っていますので、セラピーはこの両方か、またはいずれかを取り除く必要があります。

催眠状態になると余計な雑念は消え、心身の緊張がゆるんだ状態になります。

これを学習することによって、心も体も楽にくつろぐ事を覚えてもらいます。

赤面症を改善するもう一つの方法、メンタルリハーサル

もう一つの方法は催眠特有のメンタルリハーサルという方法を用います。

催眠には臨場感が伴います。

催眠状態でりんごを持っていると言われれば言われた方はりんごの重さを感じますし、りんごの香りを感じることもできます。

人前に出るのがあまりのも恐怖で考えただけでも体調を崩してしまう場合、このメンタルリハーサルが役に立ちます。

催眠状態の中でイメージを伴った経験、恐怖突入を繰り返すことで現実での恐怖突入を容易にすることができるのです。

潜在意識は変化を嫌う 常に後押ししないと元の自分に戻ろうとするホメオスタシスの効果

メンタルリハーサルの中で恐怖突入を繰り返し、自信がついてもすぐに現実の世界で恐怖突入をしなければ元の自分に戻っていってしまいます。

これはホメオスタシスといって、常に同じ自分でいようとする潜在意識の能力が働くためなのですが、これがとても強力なんです。

潜在意識は変化を嫌い、常に後ろから押して上げないと後ずさりをしてしまい、すぐに元の自分に戻ってしまうんです。

ですから、メンタルリハーサル後はなるべく早く現実の世界で恐怖突入をしてみる。

そして徐々に大丈夫な自分にしていく。これが恐怖症を克服するコツです。

赤面症は暗示だけては解決しない

先程の説明でもありましたが、人間にはホメオスタシスといった強力な力があり、そうそう変化することを許してくれません。

ですから暗示で例えば「もう人前に出るのは怖くない。今日このときをもって赤面症は治りました。」なんて暗示されてもその場ではその気になりますが、恐怖突入をしない限りすぐに元の自分に戻ってしまいます。

こんなものは治っとは言いませんよね。