腰痛

腰痛とは?

腰痛とは腰周辺に起こる様々な痛みのこと。
原因は様々で脊椎由来のものから腰以外の原因で痛みが起こる場合があります。

腰痛には急性腰痛と慢性腰痛があり、急性痛は警告信号としての痛み、慢性腰痛は痛みそのものが病気の状態です。

腰痛の原因

腰痛の原因は様々です。
多くの場合は心配することのないものですが、まれに重篤な疾患が隠れていることがあり、正確な判断が必要です。

特に危険信号(レッドフラッグ)である安静にしても痛みが楽にならない、どの姿勢でも痛い、徐々に悪化する、発熱している、足に力が入らない、便失禁や尿が出ない、漏れるなどの症状がある場合、放置したり自己判断することは禁物で、すみやかに精密な検査をする必要があります。

以下に腰痛の危険信号(レッドフラッグ)を挙げます。該当するからといって必ず重篤な疾患があるとは限りませんが、あった場合は画像検査や血液検査を実施して重大な病気が隠れていないか調べることを腰痛診療ガイドラインは勧告しています。

■レッドフラッグ(生物学的危険因子)

・年齢が20歳以下か、55歳以上
・最近の激しい外傷歴(高所からの転落、交通事故など)
・進行性の絶え間ない痛み(夜間痛、楽な姿勢がない、動作と無関係)
・胸部痛
・悪性腫瘍の病歴・長期間にわたる副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)の使用歴
・非合法薬物の静脈注射
・免疫抑制剤の使用
・HIV陽性
・全般的な体調不良
・原因不明の体重減少
・腰部の強い屈曲制限の持続
・脊椎叩打痛
・身体の変形
・発熱
・膀胱直腸障害とサドル麻痺(馬尾症候群の疑い)

腰痛の主な原因としては以下の原因が考えられます。

  1. 同じ姿勢を長時間続ける(不良姿勢)
  2. 激しすぎる運動や労働
  3. 身体的ストレス
  4. 精神的ストレス
  5. 内臓の病気(解離性大動脈瘤などの血管性のもの、胆嚢炎や十二指腸潰瘍など消化器性のもの、子宮筋腫や子宮内膜症などの婦人科系のもの、尿管結石や腎臓など泌尿器系の疾患など)
  6. 外傷(骨折や捻挫)
  7. 原発性や転移性の悪性腫瘍
  8. 感染症

腰痛の症状

ぎっくり腰

ぎっくり腰は急に腰に痛みが発生することで有名です。
重たいものを持ち上げる際や、ちょっとした動作の際になることが多いのですが、それ以前に強いストレスがあったり疲労が蓄積していたりと、ぎっくり腰を起こしやすい状態であることが多いようです。ですからぎっくり腰は慢性的な疲れや誤った生活習慣の結果とも言えます。

変形性腰椎症

脊椎(背骨)に加齢性の変化が起こり、椎間板が狭くなったり骨に変形が起こったりした状態です。

腰椎椎間板ヘルニア

椎間板ヘルニアは脊椎の椎骨と椎骨の間にある椎間板が後方に突出し、神経組織を圧迫した状態です。

脊柱管狭窄症

脊椎内部の脊髄を通す管、脊柱管が狭くなることにより神経組織が圧迫されて症状が出現するとされている疾患です。

坐骨神経痛

坐骨神経は腰椎からでてお尻から膝、ふくろはぎ、足の先までいっている神経で、これがなんらかの原因で刺激や圧迫されると神経に沿って痛みやしびれを生じるものと考えられています。

腰椎分離症・腰椎すべり症

腰椎の前方は椎体、後方の椎間関節についている部分は椎弓と呼ばれています。腰椎分離症はこの椎弓の部分で骨の連続性が断たれてしまい、骨が離れてしまった状態を腰椎分離症といいます。
また、分離症のなかで椎体が前方にズレてくるものを腰椎分離すべり症といいます。

女性の腰痛

妊娠による腰痛

生理痛による腰痛

産前産後腰痛

腰痛の治し方

西洋医学(病院・整形外科など)での治療方法

  1. 安静
    一昔前までは腰痛になったら安静などと言われていましたが、現在ではそのような考え方は変わり、余程の激痛でない限り日常生活の動作をできるだけ維持するようにした方が回復が早いと言われています。
  2. 薬物療法
    内服薬(痛み止め、筋弛緩剤など)
    外用薬(冷・温湿布、軟膏など)
  3. 装具療法
    コルセットや骨盤ベルトなど
  4. 理学療法
    温熱療法、干渉波療法、超音波療法、牽引療法など
  5. 神経ブロック療法
    神経ブロック療法とは、神経や神経の周りに麻酔薬を注射して、痛みを改善する方法です。麻酔薬が神経に作用して痛みの伝わる信号をブロックすることで痛みを取り除きます。痛みが緩和されることで血の流れがよくなり、筋肉の緊張も軽減します。

    神経ブロック療法にはいくつか種類がありますが、主なものは以下の通りです。
  6. 星状神経節ブロック
    首の付根、鎖骨の内側のすぐ上辺りにある「星状神経節」という交感神経の集まりに局所麻酔薬を注射して交感神経の機能を一時的に抑える方法です。
  7. 硬膜外ブロック
    硬膜外ブロックは腰の辺りに行う注射ですが、脊髄を覆う硬膜の外側にある硬膜外腔に麻酔薬を注射して神経の炎症を抑えて痛みを改善する方法です。
  8. トリガーポイントブロック療法
    トリガーポイントとはそのままですが引き金点という意味です。運動器に発生する多くの痛みやしびれは筋膜性疼痛症候群(トリガーポイント)で、筋肉や靭帯を押すと強く痛んだり、症状を再現できる場合があります。トリガーポイントブロックは筋肉の圧痛点に直接局所麻酔薬や生理食塩水、鎮痛剤を注射し、痛みを取り除きます。

※トリガーポイントブロックに関しては私も所属している日本整形内科学研究会(旧筋膜性疼痛症候群(MPS)研究会)のホームページをご覧ください。

日本整形内科学研究会  https://www.jnos.or.jp/

手術

一昔前までは手術といえば患部をメスで大きく切り開いて行うものが主流でしたが、近年の医療技術向上により、現在は内視鏡を使った体に負担の少ない手術などもでてきました。

  1. 椎間板切除術(ラブ法)
    腰椎椎間板ヘルニアで最も行われている手術方法です。
    椎間板ヘルニアがある位置の背中を5センチほど切開し、奥にあるヘルニアの塊を切除して取り除きます。
  2. 経皮的髄核摘出術・経皮的レーザー椎間板減圧術(PLDD)
    椎間板ヘルニアに行われる手術方法です。椎間板の中身を摘出することで、ヘルニアの圧力を下げて、神経への圧迫を軽減させる方法です。
  3. 脊椎固定術
    腰椎が不安定な状態になっている場合、固定器具を用いて骨が動かないように固定する手術です。
  4. 分離部修復術
    腰椎分離症・すべり症などで脊椎の一部が骨折して離れている場合に分離している部分をつないで固定する手術方法です。
  5. 椎体置換術
    脊椎を構成している椎体を置換する手術方法です。
  6. その他手術
    骨棘切除術、経皮的椎体形成術、骨切り術など

東洋医学(整体院、接骨院、カイロプラクティク、治療院など)

東洋医学での治療方法は皆さんご存知、注射での投薬や手術は行わずに改善を図ります。東洋医学での治療方法も、西洋医学の治療方法と同じく、数多くの方法があります。
腰痛の施術を得意としていて、経験豊富な治療家を選べば数回の治療でも結果が出せる治療家も存在していますが、強い広告規制の存在や、実績や改善例を表現しにくいなどの現実があり、選ぶ方としてもなにを基準に選べばよいのか分からないのが現状です。

整体・カイロプラクティクなどの徒手療法

骨格の歪みや姿勢の歪み、ズレ等を矯正し、正しい状態へと導く。
多種多様な方法がある。

干渉波、低周波、超音波、温熱、牽引などの理学療法

整形外科と同じく、理学療法機器を使用した施術方法。

マッサージ療法・鍼灸療法

症状のある場所や離れた場所をマッサージ、鍼をうつことによって、筋肉を柔らかくしたり、血流を改善することで痛みの改善を図ります。

※腰痛は実に様々な原因で発生します。自己判断はせずに必ず専門家の指示を仰ぎましょう。おおしま整体院では独自の矯正法やカウンセリングなどを駆使し、痛みやしびれの根本的な解決を目指しています。

当院では腰痛の改善方法を提案できます。
施術については下記「施術について詳しくはこちら」ボタンを押してページを進めてください^^

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