乗り物酔い

乗り物酔いとは

乗り物酔い

乗り物に乗ると、乗り物の揺れや排気ガスやガソリンの臭いなどによって気分が悪くなったり、吐いてしまうことがありますが、これを乗り物酔いといいます。

乗るものの種類によって車酔い、船酔いなどがありますが、最近ではテレビゲームのVR、バーチャルリアリティーでも酔うといいます。

乗り物酔いの原因

乗り物酔いの原因ですが、耳の三半規管が関係しています。

乗り物の発進や停止、速度の変化、上下左右、回転などの刺激を耳が受け取るとその情報が脳に送られるのですが、慣れない情報が大量に送られるとエラーを起こして自律神経を刺激してしまいます。

刺激した結果、頭痛、生あくび、冷や汗、顔面蒼白、手足が冷たくなる、息苦しい、気持ち悪くなる、脈が早くなる、臭いに敏感になるなどの症状を起こし、ひどくなると吐いてしまったりします。

なんども繰り返すと学習してしまい、乗り物を想像したり、ガソリンの臭いをかいだり、エンジンの音を聞くだけでも酔ってしまうことがあります。

この場合、「酔ったらどうしよう。酔うかもしれない。酔いそうだ。」という気持ちが一種の暗示になって乗り物酔いが起きるということも非常に大きなもののようです。

乗り物酔いに対するヒプノセラピー(催眠療法)

乗り物酔いに対するヒプノセラピーは2通りあって、1つは乗り物酔いにならないようにする方法。

もう1つは乗り物に乗った状態を楽にする方法があります。

その1 酔った状態を楽にする

先に書いたような乗り物酔いの症状というのは交感神経の緊張状態によっておこる症状ですから、これを緩めること。

一番簡単なのはそのまま寝てしまうことです。

催眠を使う場合は、催眠状態に導き、心身ともにできるだけ脱力させていきます。

他者催眠でも良いですし、自己催眠でもいいでしょう。

その2 乗り物酔いを根本的に

これは恐怖突入を繰り返すのですが、乗り物をイメージしただけで具合が悪くなってしまうような場合、実際にいきなり恐怖突入するのは心身ともにダメージを受けてしまう可能性があります。

そこで、催眠特有の現象を使って催眠状態で徐々に慣らしていくのです。

催眠状態では催眠深度によりますが、中程度以上の催眠深度になると術者から「階段を降りています。」と言われると実際に階段が見えたり、降りている感覚を感じるようになります。

この催眠のイメージを使って催眠状態で恐怖の対象になんども突入して慣らすのです。

これをメンタルリハーサルといいます。

詳しい方法は省略。

ヒプノセラピーの成績ですが、ある書籍によると

早い人では1回で、長い人でも12回で乗り物酔いは消えたそうです。

その他の報告でも著しく効果があった方が63、6%、ある程度効果があった方が12%、効果無しが24、4%だったということです。

ちなみに私は船酔いが酷かったんですが、スキューバダイビングをする際に良いポイントに潜るにはどうしても船は乗らなくてはいけない場合が多いんですよね。

最初は船酔いして気持ち悪くなりましたが、なんども繰り返しているうちになんともなくなりました。
現実での恐怖突入を繰り返して乗り物酔いを克服していたんですね。