痛みのことばかり考えると痛みはますます強くなる

「プライミング効果」という心理作用が痛みに与える影響について触れます。

プライミング効果とは、先に与えておいた刺激が後の刺激に影響を与えるという心理作用のことで、たとえば、あらかじめ果物の話をしておいて連想ゲームをすると、「黄色」という言葉から「レモン」「バナナ」が連想されやすくなる現象がそれにあたります。

このプライミング効果が痛みに与える影響を調べるために行われた実験では、 「激しい」「突き刺ささる」「ヒリヒリする」などの言葉で頭を満たすと、熱刺激をより敏感に感じて痛みが強くなることが分かっています。

これらのことから、患者さんが痛みのことばかり考えたり、周囲の人に頻繁に痛みを訴えたり、痛みの状態を記録につけたりすることは、プライミング効果によって痛みを強めているだけであり、百害あって一利なしといえます。

このプライミング効果は痛みの悪循環を促進することになるので、痛みを気に病まず、気分転換などを図り、痛みから意識をそらすことが大切です。

また、病院や整骨院などで痛みを和らげる治療を受けるのもいいでしょう。

そのようにして痛みがない時間、痛みを気にしない時間を少しでも作っていくことが、痛みの悪循環から脱却するきっかけとなります。


【痛みをやわらげるポイント】

  • 痛みに関連する思考、言葉から離れる
  • 扁桃体を鎮めて前頭葉を活性化するように意識する
  • 全身運動(ウォーキングがオススメ)をしてみる
  • ウォーキングでも数分ごとに姿勢を意識しながら歩くDual Task Walkingがオススメ
  • 適切な治療、施術を受ける
  • 心と体を温める(とても大事!)
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