体の痛みにしても単純ではないことがあります。

慢性痛とよばれる状態がそうで、慢性的な痛みには必ず心理社会的な問題があると言われています。
なかには慢性痛でもすぐに改善する方もいるのですべての慢性痛がそうだというわけではありませんが、

それは人間関係での悩みかもしれません。
もしかしたら過去のトラウマが影響しているのかもしれません。
やりたくないことを我慢しているのかもしれません。
怒りを抑え込んであふれているのかもしれません。
寂しい思いをしているのかもしれません。
他人に理解してもらえてないのかもしれません。

意識が自覚しているしていないに関わらず、なにかしらの問題があるわけです。
自覚していない場合、催眠での精神分析が役に立ちます。

この場合、いろんな方法がありますが、その中の一つに自分との対話法という方法があります。
ある程度催眠を深めていき、催眠状態のまま「あなたの目の前に壁があります。その向こう側にはもう1人のあなたがいます」と暗示すると、もう1人の自分が現れます。もう1人の自分は悩んでいたり、泣いていたり、いろいろな状態で現れます。そのもう1人の自分に話しかけるといろんな答えを返してくれるのです。
結果的に深層心理の状態がわかりますが、この催眠特有の現象を使った分析を催眠分析と言います。
意識では思っていもいなかったことを言われることがあり、自分でも驚いたりします。

もう一つ、痛みの原因を調べる方法にこんな方法を使うこともあります。
ある程度深い催眠状態にした後、催眠は後催眠暗示といって、催眠から覚めたあとに発動するように暗示を入れておくことができます。
これを利用して例えば腰が痛い方に「目が覚めた後、あなたの腰を痛めつけている人に会うと左肩が痛くなります。」などと暗示しておくと痛みの原因になっている人が判明したりします。

他にも様々な方法がありますが、このようになんでもかんでも暗示で解決などできないのがおわかりいただけたでしょうか。

日本は痛み医療が諸外国に比べて20年以上遅れていると言われており、医療従事者側もクライアント側もレントゲンやMRIの変化を元に痛みの原因を見ていきますが、レントゲンやMRIは筋骨格系の痛みに対してはあまり役に立たないことがわかってきているんです。だから危険信号(レッドフラッグ)がなければ撮らないことを勧められているのですが、システムが追いついていない日本の医療現場ではなかなかそれができません。

厳しいことを書いたかもしれませんが、正しい知識を得て悩みを克服していきましょう。

ポイント

体の痛みでも単純ではないことがある

その悩み、1人で悩んでないで相談してください。
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