みるみる力が抜けるフォーカスリラクゼーションなど

体の力を抜くことに関しては色々な方法がありますが、うちでオススメしているのは

  • フォーカスリラクゼーション
  • 自律訓練法
  • ジェイコブソンの漸進的筋弛緩法

です。
フォーカスリラクゼーションについてはこちら
ジェイコブソンの漸進的筋弛緩法と自律訓練法についてはこちら
を参考にしてください。

心理的な状態が痛みの感じ方に影響を与える

「慢性痛はどこまで解明されたか」(昭和堂)という本には心理的な状態などが痛みの感じ方に与える影響について書かれています。
これはこれまでの様々な研究から導き出されたものですが、次に引用しますので参考にしてみてください。

①交感神経の興奮状態にある時(激しい運動、精神的興奮など)は痛みを感じにくい。

②痛みに対する注意集中、精神的とらわれは痛みを増強するが、逆に別の症状に気が向いている時は痛みを感じにくい(症候移動 syndrome shift)。

③不安や気分の落ち込みを改善させ、心身のリラクゼーションをはかることは痛みの閾値を上げる。

④苦痛をともなう行動でも積極的かつ意欲的に取り組めば苦痛は軽減する。

⑤予期不安(痛みが強いのでは、痛みに耐えられないのでは、という来るべき痛みに対する不安)や
恐怖感がある時の痛みは強い。

⑥睡眠不足や過労などから起こる心身の疲労状態でも痛みの閾値が低下し、痛みに対する耐性も低下する。

⑦他人に対する怒り、敵意、攻撃心、腹立ち、恨みなどの表出が十分になされず、それらが内向して自罰傾向をとると、痛みがより増強されることがある。

慢性痛はどこまで解明されたか 昭和堂

引用文中にある「痛みの閾値」とは、痛みを自覚するようになる最小限の刺激の強さのことです。

そこで、③の「心身のリラクゼーションをはかることは痛みの閾値を上げる」というのは、心身がリラックスすることで痛みを感じにくくなるという意味に、⑥の「睡眠不足や過労などから起こる心身の疲労状態でも痛みの閾値が低下」というのは、心身が疲れると痛みを感じやすくなる、という意味になります。

①の「交感神経の興奮状態にある時(激しい運動、精神的興奮など)は痛みを感じにくい」という記述はこれまでの説明と矛盾するように思えますが、これは、激しい運動の最中や精神的な興奮をしているとき、一時的に痛みを感じにくくなるという意味で、たとえばボクサーが試合中に殴られても痛みを感じないといった現象がこれです。 ただ、これはあくまでも特殊な状況でのことであり、日常的に交感神経が興奮しているような場合には、むしろ痛みは感じやすくなります。

首や腰、肘や膝の痛みで悩んでいる方は多いですが、病名はそれほど問題ではないんですよね。
多くの場合、生活習慣や考え方、栄養、心理的な状況が影響した結果、心や体が緊張して耐えきれなくなって発生したのが痛みです。場所関係なく、そういった表現がされているんですよね。
ですからそれを改善しようとすると、方法は同じ様になってきます。

整形外科や接骨院などの治療院に通うのもいいですが、なかなか改善しない場合、改善しても繰り返す場合は生活習慣や考え方を少しずつでも変化させた方が今後を考えるといいかと思います。

ポイント

心理的な状況が痛みの感じ方に影響を与えます。

肘の痛みだけでなく、体の痛みその他症状について改善方法を提案できます。 
施術については下記「施術について詳しくはこちら」ボタンを押してページを進めてください^^

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