施術の感想をいただけました(^^)

施術の感想をいただけましたので紹介します。

私は腰の痛みで歩くのも辛く、整形外科に1年半通いました。
しかし痛みが止まらず、色々迷っていた時、久しぶりに知人と出会い、その紹介でおおしま先生をたずねることが出来ました。先生は穏やかに今日までの病状を良く聞いて下さいました。
先生から「①なやまず(ストレス)②痛さは脳で感じる③自身も治す心掛ける」の教え。
治療は体の左右をやさしく触ったり、軽く揉むだけで、他に薬やリハビリ等全くなし、2週間に1回通うだけ。
最初の内は疑心不安でしたが、半年後から痛みがやわらぎ、今は全く痛くありません。
魔法の手、信じられないが元気で80才を迎え、うれしさと感謝の気持ちで一杯です。
先生ありがとう最高によかった!!です。

大場さんは20年近く前から腰と両足に痛みとしびれがあり、いろんな治療をしたが改善しなかったとのことでした。レントゲンやMRIを撮影して変形性脊椎症脊柱管狭窄症とのこと。

ご友人の紹介で初めて当院を受診したときは痛みで体が曲がっていました。腰をそらすことができない状態でしたが、神経脱落症状はなく、アチコチに筋肉の圧痛があったため、もしかしたら筋膜性疼痛症候群MPS)かもしれないと考え、施術しました。施術後2週間ほどで7割ほど良くなったとのこと。一時良くなったり悪くなったりを繰り返しましたが、現在はほとんど症状はなくなっています。

大場さん、改善して良かったですね。(^^)

感想をいただけると嬉しいですし、また喜んでもらえるように頑張ろうと思えます。
また、同じ様な症状で悩んでいる方は改善例を知ることによってより改善しやすくなります。

よろしければHPをご覧になって参考にしてください(^^) HP患者さんの声

ohbasankansou

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頚椎ヘルニアで悩んでいる方にー症例

さいたま市よりお越しのAさん、一年前から左手のしびれと首の痛みがありました。
複数の整形外科でMRIを撮影したところ、頚椎椎間板ヘルニアと診断されたそうです。
仕事がとても忙しく、平均睡眠時間も4,5時間程、体温も少し低く35,8℃ほどだそうです。

症状に関係しそうな病歴はありません。
ただ、首の痛み、右手のしびれの他に口が乾いたり汗を大量にかいたり、体の冷えふらつき、トイレが近いなどの症状があります。

初見時首の胸鎖乳突筋という筋肉が非常に固くなっていて、体のアチコチに押すと痛い場所がありました。無欲顔貌で顔色も少し悪いです。

神経脱落症状は無かったのでもしかしたら筋膜性疼痛症候群(MPS)かもしれないと考え施術を開始しました。

甘いモノが大好きで一日にかなりお菓子を食べているようでしたので、砂糖炭水化物を減らし、たんぱく質脂質をしっかり摂るようにすすめました。

Sick dog with bandages lying on bed

初回の施術でかなり改善したそうですが、朝起きる時にしびれる事があり、頚椎椎間板ヘルニアからしびれがきているのではないかと常に気にしてしまうそうです。

3回目の施術でほぼ当初の症状は消失したため施術は一度終了しましたが、たまに症状が出るようなのでその都度通院されています。

病名をつけられると患者さんはその病名ばかりを気にしてそればかり考えるようになっていきます。
しかし病名ばかりを一日中考えていたり、病名ばかりをネットなどで調べて追いかけるようになると、これが不安を煽り痛みを強化したり難治性にしやすくなってしまいますから、なかなか改善しない場合は難しいかもしれませんが一歩引いてみて本当にその病気なのだろうか、を考えてみるといいと思います。

世の中にはヘルニアや関節の変形があろうと痛みやしびれとは無縁の方がたくさんいます。(麻痺除く)

なぜこのような差がうまれるのでしょうか。

日本の痛み医療は諸外国に比べ20年以上遅れていると言われています。
骨の変形や神経への圧迫は健常者にもかなりの確率で存在することや、生理学では神経を圧迫しても引っ張っても痛みにはならないということが分かってからは変形や神経への圧迫を痛みの原因とする「損傷モデル」からより全人的にみる「生物心理社会的疼痛モデル」へと変化しつつあります。

3d rendered conceptual illustration of head pain

思い込み」の力はとても強く、ガンではないにもかかわらずガン宣告したら衰弱して死んでしまった、熱く熱したアイロンをおでこにつけると思わせて冷たいペン先をくっつけたら水ぶくれを伴う火傷をした、などは有名な話ですね。

オーストラリアで行われた「腰痛に負けるな」のキャンペーンも。

思い込みを修正するだけで快方に向かう方はたくさんいますし、痛みの特効薬は情報と言われるように、時代遅れの古い考え方に縛られることなく、事実に基づいた新しい考え方を知る事によって改善しやすくなっていくと思います。

話がそれてしましましたが、糖質を過剰摂取していると体温が低下し様々な自律神経症状がでやすくなりますし、うつ状態になりやすくなり体の痛みとも関係してきます。

疲れやすい眠れないめまい、ふらつき、口が乾く、汗をかきやすい、のぼせる脱力便秘下痢頻尿微熱、冷え、体の痛みやしびれなどの症状がある場合糖質の過剰摂取が関係しているかもしれません。
もちろん痛みも続けば交感神経優位が続くわけですから自律神経症状はでてきやすくなります。

自律神経失調と言われて安易に薬を飲むことなく、糖質の過剰摂取や痛み、その他生活習慣や考え方を一度見つめなおすと良いかもしれませんね。

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脊柱管狭窄症で悩んでいる方へ 症例

70代の男性Aさん、2年前の9月に中腰で作業をしてから腰から両足が痛くて悩んでいました。整形外科にてレントゲン撮影をしたところ脊柱管狭窄症との診断を受け、服薬で治療をしていました。歩くと足が痛みますが、自転車をこぐのは平気です。

当院にいらっしゃった時は痛みで体が傾いていました。
オオカンガルー

疼痛性側湾ですね。
痛みで筋肉が緊張して傾いた状態です。
痛みが改善してバランスがとれれば傾きは改善します。

その他は腰を伸ばすのがキツイのと、骨盤の仙腸関節周囲にブヨブヨした腫れがありましたが、神経脱落症状はありませんでした。体のアチコチに押すと痛む場所があります。

もしかしたら筋膜性疼痛症候群かもしれないと判断して施術を開始しました。

2回目の施術までは施術後改善するのですが、時間が経つと痛みが戻ってきていました。3回目の施術後からは徐々に回復し始め、4回目の施術後には大分回復したようです。

お忙しい方なので疲れがたまると痛みが出てきますから現在は定期的に施術しています。

最近は筋膜性疼痛症候群についてテレビ雑誌でも特集されているのを目にするようになりました。

痛みの特効薬は「情報」だと言われています。

痛みに対する古い知識、考え方はアンインストールして新しい知識、考え方をインストール、痛みとはサヨナラしたいですね(*^^*)

症候性の腰部脊柱管狭窄症患者をランダムに外科的減圧術群と六週間の理学療法群に割付、二年後の身体機能を比較した臨床試験で両群に有意差がないことが明らかになった。両群とも二年後に身体機能が同程度に回復しており、効果に男女差は見られなかったという。米Pittsburgh大学のAnthony Delitto氏らが、Annals of Internal Medicine誌2015年4月7日号に報告した。 http://annals.org/article.aspx?articleid=2214174

とまあ、こんなデータもあります。

脊柱管狭窄症で苦しんでいる方、多いですよね。
手術するのか、保存的に治療するのか、様々なデータを集めてよく考えてくださいね。

おすすめの書籍



Orthopäde, Rückenuntersuchung

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埼玉県で脊柱管狭窄症の痛みや治療でお困りの方へー症例

70歳代の男性Aさんは20年来腰に痛みがありました。昨年の1月に急に痛みが酷くなり両足にも痛みとしびれが出るようになってしまいました。
複数の整形外科にてMRI検査をしたところ、変形性脊椎症脊柱管狭窄症と診断されたそうです。

初見時痛みのためか体が左側へ傾いていましたが、神経脱落症状などは無く、除外診断も済んでいたことから筋膜性疼痛症候群かもしれないと判断し腰から両足先にかけて施術を開始しました。
痛みに関係しそうな既往歴もありません。

初回の施術から反応して痛みが軽減しましたが、痛みが出たり引っ込んだりを繰り返し、4回目の施術時にお聞きしたら当初の痛みは7割消失したとのことでした。

後はいつ症状が消失してもおかしくない状態なので、様子を見ながらとお話しています。

Aさんは脊柱管狭窄症、変形性脊椎症と診断されていましたが、トリガーポイント筋膜リリースなどの施術が有効であったことから、痛みの本態は脊柱管狭窄症や変形性脊椎症ではなく、筋膜性疼痛症候群(MPS)だったのかもしれません。

脊柱管狭窄症や変形性脊椎症、椎間板ヘルニア坐骨神経痛などの診断名がついてはいるが、実は症状の本体は筋肉だった、なんてことはよくあることです。

いろんな治療を経験したが変化がない場合、筋肉に目を向けてみてはいかがでしょうか(*^^*)

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生活習慣病としての痛み

さいたま市よりお越しのAさん、5ヶ月前より左のお尻から足にかけて痛みとしびれがあります。MRI上は腰椎が変形していて、変形性腰椎症坐骨神経痛と言われたそうです。

当院受診時、痛みのために体が曲がっていたのと、腰が少し浮腫んでいる位で神経脱落症状はありませんでした。あちこちに筋肉の圧痛があります。

先日2回目の施術にいらっしゃいましたが、治療前に話しを聞いたところ、良くなってきたそうです。

腰椎が変形していても痛みがある方と無い方がいますが、この差は一体なんでしょうか。

ある研究によると、腰痛患者200名と健常者200名の腰のレントゲン写真を比較した結果、腰痛患者の20%に、健常者の34%に脊椎の変形が認められたそうです。Fullenlove TM & Williams AJ:Radiology, 1957

変形性腰椎症と言われている方でも痛みが楽になる方はたくさんいます。変形が痛みになるとは考えにくいんですよね。

痛みの多くは筋筋膜性疼痛症候群です。

筋肉が酸欠になってしまって痛みのセンサーが興奮してしまった状態です。

なぜ酸欠を起こすのか。

糖質の過剰摂取、仕事のし過ぎ、睡眠不足や人間関係でのストレスなど、交感神経ばかり緊張している時間が多すぎなんですよね。交感神経の緊張が頻繁に、過剰に行われると筋肉などの組織が酸欠になります。緊張すると手や足先が冷たくなる経験をした方は多いはずです。

その結果が痛みやしびれとなっているわけですね。

要するに痛みやしびれは多くの場合が生活習慣によって引き起こされているわけです。

治療に通って痛みをとるのもいいですが、痛みが発生してしまった生活習慣を見なおして、体を労ってあげることも忘れないで下さいね。

House of paper in hand

腰椎椎間板ヘルニアの様な筋肉痛は多い

埼玉県さいたま市よりお越しのAさん、30代女性、1年前より腰痛と左下肢の痛みとしびれに悩まされていました。医療機関でMRIを撮影したところ、腰椎椎間板ヘルニアと言われたそうです。

当院受診時は痛みで体が曲がっていました。疼痛性側湾ですね。神経脱落症状は無く、左のお尻と左足の甲に圧痛がたくさんありました。

初回の施術直後はイマイチな反応でしたが、回を重ねるごとに症状は軽減してきました。先日4回目の治療前に話しを聞いたところ、8割程回復したそうです。笑顔も出ていて、とても嬉しそうでした。

椎間板ヘルニアと言われたが痛みの本態は実は筋肉だったというのはよくあることです。ですからどのような治療、ストレッチや、マッサージなどでも症状が軽減するのです。

・腰椎椎間板ヘルニアは痛みがなくても多くの方に存在することはご存じですか。

・痛みが無い方でもレントゲンやMRIを撮影すると腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症変形性脊椎症は見られます。これらが一般的な所見だということはご存じですか。

・画像上の変化と臨床症状に相関が無いという研究があるのはご存じですか。

保存療法手術を比べた場合、数年後は治療成績に差がなくなる事はご存じですか。

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1995 Volvo Award in clinical sciences. The diagnostic accuracy of magnetic resonance imaging, work perception, and psychosocial factors in identifying symptomatic disc herniations. より

 

先日Yahoo!などのニュースでも

「神の手を持つ」腰痛の名医が断言! 椎間板ヘルニアの9割は「誤診」です。「9割の腰痛の原因は「ヘルニア」でも「脊柱管狭窄」でもなかった!

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140820-00040164-gendaibiz-soci&p=1

と記事が流れましたね。

もっとお医者さんがこういった情報を発信すると世の中に広まるのも早くなりますね。私の話だとなかなか信用してもらえませんからw

笑っている老夫婦

腰椎椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症、筋肉痛

埼玉県幸手市よりお越しのAさん、1ヶ月前より腰痛と左下肢に痛みとしびれがあります。レントゲンMRI検査の結果、腰椎椎間板ヘルニア腰部脊柱管狭窄症と診断されたそうです。

当院受診時、痛みで体が傾き、腰を伸ばすのができなくなっていましたが、神経脱落症状はありませんでした。

本日3回目の治療をしましたが、大分良くなったそうです。

腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症といわれた痛みやしびれも実は筋肉皮膚の痛みセンサーの興奮だったというのはよくあることです。

痛みやしびれの原因は様々ですが、どこに行っても改善しない方は筋肉の痛みを疑ってみてはいかがでしょうか。

 

■椎間板ヘルニアと診断された強い腰下肢痛を訴える患者46名と、年齢、性別、職業などを一致させた健常者46名の腰部椎間板をMRIで比較した結果、健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が確認された。http://1.usa.gov/iN3oKG

■高性能の画像診断の普及によって1990年代から脊柱管狭窄症が増加したが、100名の脊柱管狭窄症患者(平均年齢59歳)の臨床症状と画像所見(単純X線撮影・脊髄造影・CT)を比較した結果、両者間に関連性は見出せなかった。http://1.usa.gov/RxEUW4

■メーン州内の3つの地域で椎間板ヘルニアか脊柱管狭窄症によって手術を受けた患者665名を2~4年間追跡した前向き研究によると、手術実施率の高い地域の治療成績は手術実施率の低い地域よりも劣ることが明らかとなった。http://t.co/BHCnCvu06i

■腰痛も下肢痛も経験したことのない健常者67名を対象にMRIで腰部を調べた結果、椎間板変性・変形性脊椎症・椎間板ヘルニア・脊柱管狭窄症のような構造上の変化はごく一般的な所見であることが判明したことから、手術の選択は慎重であるべき。
http://1.usa.gov/10SgXcQ

論文データはTMSJAPAN長谷川淳史先生より提供

 

clothes on hangers

不安恐怖が強いと治りにくい

さいたま市よりお越しのAさん、3年前、足を挙げた時より腰痛と右膝に痛みがありました。病院で検査をした所、腰はすべり症、膝は変形性膝関節症と言われています。最近になり右足にしびれが発生するようになっていました。体が疲れると症状が強くなります。

腰は痛みのためか横に傾いていました。可動域は伸展のみ制限されていましたが、神経脱落症状はありませんでした。膝は少し伸展制限があるのと、ももの筋肉が硬くなっていました。

Aさんはとても反応が良く、2回目の施術前にお話を聞いた所、最初に比べて約8割の症状が消失したそうです。その後肩こりもあるとのことで現在肩こりの治療も同時にしていますが、反応は良好です。

すぐに痛みが引いていく方とそうでない方がいます。この差は一体何から生じるのでしょうか。

急性痛や急性痛が長引いたものであれば特に苦労なく治ることが多いですが、痛みそのものが病気の状態、慢性痛症になってしまった場合、色々とやらなければいけないことが出てきます。生理学者の熊澤先生は痛みの知識習得が大事だと述べていますし、私もそう思います。(ここでの慢性痛症とは期間が長引いただけのいわゆる慢性痛とは意味合いが少し違います)

間違った認識のまま恐怖不安でいると治りにくいですよね。

このブログでも何度か書いていますが、痛みの知識を習得して患者さんの不安が軽減すれば治療の半分は成功なのです。痛みに対する余計な不安や恐怖が痛みを強くしているのですから。

腰痛と左下肢痛(椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症)

久喜市よりお越しのAさん、以前より腰痛と左下肢に痛みがありました。来院する3ヶ月前より痛みが強くなり、整形外科を受診したそうです。整形外科さんでは椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症と言われたそうです。

当院受診時は痛みで体が曲がっていました。疼痛性側湾ですね。その他腰の伸展制限、筋肉の圧痛が多数ありましたが、神経脱落症状はありませんでした。

先ほど4回目の施術をしましたが、大分良くなってきたそうです。現在30分ほど歩くと痛くなりますが、今後歩ける距離と時間も回復とともに伸びていくと思います。

色々な病名が存在しますが、痛みの本態は実は筋肉や靭帯などからだったというのはよくあることです。ですからうちでの施術で回復するのです。

関節神経ばかりに目が行き、肝心な軟部組織の異常は注目されていないのです。もっと筋肉や靭帯、皮膚などの異常に目を向けてはいかがでしょうか。

 

今年も残り僅かですね、皆さん今年はどんな年だったのでしょうか(^^)

痛みから気を逸らすのも、立派な治療です。

近隣よりお越しのAさん。少し前に草むしりをしていて痛めてしまいました。腰痛と左足にしびれがあります。腰椎椎間板ヘルニアと言われたそうです。

うちにいらっしゃった時は腰の伸展制限があるくらいで、神経脱落症状はありませんでした。先日5回目の治療をしましたが、最初に比べて9割ほど回復したそうです。

よほどの事がない限りもう大丈夫でしょう。

痛みやしびれは大部分が関節胞や靭帯、筋肉や皮膚にある痛みセンサー(侵害受容器)が興奮する事により発生します。

重いものを手で長く持ち続けると手がしびれると思いますが、そんな経験した事ありませんか?筋肉の緊張が続くとしびれるのです。皆さんが神経の症状だと思い込んでるのはほとんどこれです。反応が良い場合、即座に回復する事も少なくありません。

 

長くなりましたが、本題に。

いろんな事をして痛みから気を逸らすのも、立派な治療です。

注射をしたり、薬を飲んだり、手技療法をするばかりが治療ではありません。

読書して痛みの知識を修得する。旅行に行くなどして環境を変えてみる。温泉に入ってゆっくりする。できないと思っていた事を勇気を持って実行してみる。

これらは全て痛みの治療になり得ます。

痛みは見えませんから、痛みがある時はとても不安になります。そして痛みの事ばかり考えてしまう。

痛みに関連する言葉や、痛みの刺激が組合わさると痛みが増強する事があります。これをプライミング効果といいます。

ですから普段から痛みの事ばかり考えていたり、痛いと口に出したりすると痛みの経験と合わさって痛みが強くなるのです。ですからなるべく痛みから気を逸らす必要があります。

痛みでできない、痛みが怖くて動けない → ×

痛くてもできる、頑張って少しでも動いてみる → ○

といった感じで勇気を持って動いてみましょう。余程激痛で動けない場合は別ですが、安静は痛みを強くしやすいのです。最初は近くを散歩する位で良いと思います。動けると自信がついてきたら徐々に遠出してみては。歩くと痛くなる方は休み休み休憩しながら頑張りましょう。

行ってみたい観光地の写真を眺めて楽しい事を想像したり、ネットで調べるのも楽しいですね。

人は何かに集中していると痛みが緩和したり、忘れている事が多々あります。そんな経験ありませんか?

身体を動かしたり、楽しい事を考えたり、麻酔や手技療法を受けて痛みが緩和している時間を持つ。これが痛みのサイクルから抜け出すには大事なのだと思います。

椎間板ヘルニアは痛みの原因になりえるか

埼玉県内よりお越しのAさん、4月にぎっくり腰を起こして治らずにいました。段々と左足全体に痛みが発生してきたので近医を受診した所、腰椎椎間板ヘルニアと言われたそうです。

当院受診時、腰の伸展制限があるくらいで神経脱落症状はありませんでした。

本日3回目の治療をしましたが、ほぼ大丈夫な状態です。少し痛みが残っていますが、とれるのも時間の問題でしょう。

Aさん良かったですね。

椎間板ヘルニアは確かにあるのでしょうが、今回はそれが痛みの原因にはなってなかったということですね。いつもの事ですが。

椎間板ヘルニアがあっても痛みやしびれがとれる方はたくさんいます。

腰痛もなにも症状がない方を検査した所、76%の方に椎間板ヘルニアが見つかり、85%に椎間板の変性が見つかったという研究論文もあります。http://1.usa.gov/iN3oKG

年をとると変形や椎間板の変性は普通に見られます。椎間板ヘルニアがあるからといって必ずしも痛みやしびれにつながるわけではありません。

腰痛未経験者67名を対象にMRI検査で腰を調べた結果、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、などの構造の異常はごく一般的な所見であることが判明。http://1.usa.gov/10SgXcQ

椎間板ヘルニアが神経を圧迫して痛みが発生するのでしょうか?足の裏の神経やお尻の神経はどうなるのでしょうか?いつもかなりの重さを受け止めていますが、痛みはでません。

痛みの生理学で有名な熊澤孝朗先生は「健康な神経は圧迫しても痛みは発生しない」と言っています。

また、ゲートコントロール説で有名な生理学者Patric Wallは著書「疼痛学序説」の中でヘルニア神話は終わったと述べています。

脊柱管狭窄症、画像と臨床症状に相関なしという研究もある

埼玉県内よりお越しのAさん。1ヶ月半前より腰痛と両下肢のしびれがあります。

整形外科では脊柱管狭窄症手術の必要性を指摘されています。下肢痛が発生する前に足底筋膜炎があり、足をかばいながら歩いていたようです。ということは足底の痛みが腰と下肢全体に広がってきたと考えるべきでしょうか。盛んに麻痺の言葉が出てきていました。とても心配だったのでしょう。麻痺は神経脱落症状です。知覚鈍麻知覚脱失運動麻痺。痛みは麻痺ではありません。痛みは電気信号です。痛みがあるということは、どこかで痛みセンサーが興奮し続けているのです。

当院受診時、とても歩くのが辛そうでした。やっと動いている感じです。影響を与えそうな既往歴は特に無し。疼痛性側湾と腰の伸展障害、足背屈力が軽度ですが低下していました。これはセンサーの異常でも発生します。どちらかは経過を見ないとですね。深部腱反射異常なし、病的反射異常なし、筋萎縮異常なし。

その場ではあまり変化が無かったように思います。本日2度目の施術にいらっしゃいましたが、だいぶ正常に近い歩行になっていました。とても楽になったそうです。まだ負荷をかけると痛むそうですが、それも徐々に無くなるでしょう。問題なければ後1,2回の施術で終了するとおもいます。Aさん良かったですね。

症状がなくても脊柱管の狭窄がある方がたくさんいます。症状があっても画像上何も異常がない方がいます。この差は一体何でしょうか?

 

高性能な画像診断機器の普及によって1990年代ころから脊柱管狭窄症と診断される患者が増加したが、平均年齢59歳の脊柱管狭窄症の患者100名の画像所見(レントゲン撮影・CT・脊髄造影)と臨床症状を比較した結果、画像所見と臨床症状の間に関連性は見出せなかった。http://1.usa.gov/RxEUW4

神経脱落症状のない椎間板ヘルニア

山梨県よりお越しのAさん。1週間前より腰から右大腿部の後面にかけて痛みがあります。整形外科では椎間板ヘルニア、経過が悪かったら手術と説明されています。

当院のホームページを見てすぐにいらっしゃいました。

診察時痛みのために足を引きずっていました、見るからに痛そうです。体は痛みのために曲がっていました、疼痛性側湾ですね。その他は腰の伸展制限と右の仙腸関節に腫脹があるくらいで神経脱落症状はありませんでした。その場での反応はあまりよくなかったですが、1ヶ月経ち、本日2回目の治療にいらっしゃった時はすでに最初の半分くらいまで痛みが軽減していたそうです。大きな問題が無ければ、このまま治療しなくも大丈夫になるでしょう。

・椎間板ヘルニアは症状のない方にも普通にみられます。(健常者の76%に椎間板ヘルニア

・椎間板ヘルニアの手術をしても保存療法より一時的には優位性を示すが、一過性だという報告があります。

・生理学では神経管は圧迫しても痛みは発生しないとあります。

・手術しても良くならない場合があります。

・整体やストレッチ、マッサージなどの保存療法で治る方がたくさんいます。

・ゲートコントロール説で有名な神経生理学のPatric Wallはその著書 疼痛学序説で次のように述べています。

「腰痛の原因は椎間板ヘルニアであると、ふつう信じられている。椎間円板は椎骨の間から突出して、感覚線維を含む脊髄後根を圧迫すると信じられている。椎間板ヘルニアはX線写真で見ることができる。そして、人口の1~3%に存在する。椎間板ヘルニアの頻度は、痛みをもつ人たちともたない人たちで同じである。椎間板ヘルニアがあって痛みをもつ人々が、外科手術以外の方法で治療されると椎間円板の突出した部分は消えたり、消えなかったりする。しかしこれは、まだ痛いか、それとも痛くないかに関係しない。椎間円板の役割についての外科医の混乱は、突出した椎間円板を取り除く手術の割合が、国によって大きく異ることに反映されている。10年前に、10万人当たり、英国で100人、スウェーデンで200人、フィンランドで350人、米国で900人であった。この割合は現在下がり続けていて、神話がばらまかれて、少数の人の利益になるが多くの人の不利益になるような不名誉な時代は終わった。不利益を受けたある人たちは、手術の結果、明らかにいっそう悪くなった。」

 

右手の痛み痺れ=神経の症状ではないですよ

さいたま市よりお越しのAさんは娘さんのご紹介でいらっしゃいました。1週間前より右上肢全体に重だるさがでてきたそうです。症状が発生する前に草むしりなどの手を使う作業をしていたとか。

首を動かすと右上肢に痛みが走ります。右の首から上肢にかけてとても多くの筋肉の圧痛がありました。トリガーポイントですね、神経脱落症状はありませんでした。

首を反らして上肢に痛みが走るのは神経症状ではありません。生理学では神経は圧迫しても痛みは発生しないとあります。もしこれを神経の痛みで説明するなら異所性興奮で説明しなければですが、臨床医のための痛みのメカニズム(横田敏勝先生著)では「痛覚受容器を介さずに神経繊維からインパルスが発生することを異所性興奮という。異所性興奮が生じる可能性が高いのは、脱髄部および傷害された末梢神経の側芽と神経腫であり、滅多にない。」と説明されています。

神経症状とは神経脱落症状を言います。電気信号のやり取りがしにくい、できない状態です。ですから来院した時の主訴は手が使いづらい動かしにくいなどが多いです。この場合頚髄症が考えられますが、麻痺が進行する場合は手術を考えなければいけません。

この方は治療にはとてもよく反応して、すぐに重だるさが改善しました。不安そうな顔が一気に明るい表情を取り戻しました。良かったですね、順調に行けばこのまま治療しなくも大丈夫になるでしょう。

この方は以前も同じような症状が発生したことがあるそうです。その時は頚椎椎間板ヘルニアの疑いがあると言われたとか。

 

健常者の76%に椎間板ヘルニア

茨城県よりお越しのCさん、以前よいり腰痛をお持ちです。当院にかかる2,3週間前から痛みが強くなってきました。画像検査の結果は腰椎椎間板ヘルニアと言われています。

受診時腰の筋緊張が強く、伸展制限がある以外神経脱落症状はありません。この方は初回から反応が良好で、2回目の施術時にはほぼ痛みがなくなっていました。もちろん全ての方がこのようにすぐ治るわけではありませんが、このように反応の良い方もたくさんいます。※馬尾症候群除く

当院は月間200人超の方が新しく施術を受けにきます。月にもよりますがそのうち大体70人~100人は患者さんのご紹介です。たくさんご紹介いただけるなんて嬉しいですね、いつも皆さんありがとうございます。

話がそれました。このブログで何度も書いていますが、椎間板ヘルニアは症状のない方にもかなりの確率で存在してます。

健常者の76%に椎間板ヘルニアが、85%に椎間板変性が確認された。

 

生理学で有名なPatric Wallは著書疼痛学序説(Pain the science of suffering)で「ヘルニアの突出と痛みはそれぞれ独立していて、痛みの発現におけるヘルニアの突出の役割ははっきりしない。ヘルニア神話は終わったと述べています。」

腰痛や下肢痛があるときに画像撮ったらたまたま見つかっているのかもしれませんよ?

構造の変化や神経への圧迫を痛みの原因とする損傷モデルから現在は生物・心理・社会的疼痛モデルへとパラダイムシフトしています。

しかしながら、幼少時より変形や神経への圧迫を痛みの原因と思い込まされてきたのでなかなか受け入れられない方が多いですね。これが痛み治療をより困難なものにしています。私の言っている事なんか周りから見たら変なオジサンでしょう。w

ですから痛みの治療には患者さん側の痛みへの理解がとても重要だと熊澤先生も述べているのです。

痛みが引かなくて大変なのはわかりますが、少し知識を損傷モデルから生物・心理・社会モデルへとアップデートしてみませんか?そんなに難しくはないですよ。知らないでいつまでも悩むより、知ってしまえば意外と安心して痛みが引くかもしれませんよ。

痛みには不安がとても関係していますから。

痛みがどのように発生しているのか、メカニズムを知るだけでも痛みが無くなっていく方はいます。現に痛みのメカニズムを説明しただけで痛みが引く方がたまにいますよ。

治療する側に任せきりなのではなく、患者さん自身強く「治す!」という気持ちが非常に大事なのです。治らないで医療機関を転々としている方は、少し考えてみませんか?慢性痛症の場合、知識のアップデートが非常に大事なのです。

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